元木由記雄「両校優勝という決着」茗渓学園vs大工大高、26年目の決戦への思い | ラグビージャパン365

元木由記雄「両校優勝という決着」茗渓学園vs大工大高、26年目の決戦への思い

2015/04/27

文●大友信彦


2015年4月26日、東大阪市の花園ラグビー場。

そこで行われていたのは、26年前に行われなかった、全国高校大会決勝の対決だった。

「決着はとっくについているんです。両校優勝という決着が」

茨城県の茗渓学園と、大阪府の大阪工大高。

今から26年前、1989年の1月7日、両校は決勝で対決するはずだった。茗渓はBシードで、3回戦ではAシードの新田を破り、同じくAシードの熊谷工に初戦で引き分け抽選勝ちした淀川工を準決勝で破った。これが初めての決勝進出だった。
工大はAシードで、準決勝で同じAシードの相模台高を破り、3回目の全国制覇を目指していた。

26年後のキックオフを前に、工大の伊藤紀晶、茗渓の大友孝芳、亮キャプテンが試合前にガッチリ握手

26年後のキックオフを前に、工大の伊藤紀晶、茗渓の大友孝芳、亮キャプテンが試合前にガッチリ握手

しかし、決勝のホイッスルは吹かれなかった。
1989年1月7日、昭和天皇崩御。
高校大会決勝は中止され、両校優勝となった。

それから26年の時が流れた。

 

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