「ハル」ことCTB立川理道(クボタ)。2015年ラグビーワールドカップで日本代表の中軸として活躍し、今年からスーパーラグビーに参戦したサンウルブズでも、リーダーの一人として得意のボールキャリア、体を張ったタックルでチームを鼓舞し続けている。ハル個人やサンウルブズについてだけでなく、家族ぐるみで付き合いのあるFB五郎丸歩(レッズ)への思い、また古巣となるブランビーズ戦、そして6月のテストマッチなど、日本を代表する選手へと成長を遂げたCTBの〝今〟に迫った。
「サンウルブズでプレーすることを決めた理由は、堀江さんとプレーするということがすごく大きかった
――2015年のワールドカップの経験が今、サンウルブズのプレーに活きていますか。
立川 ワールドカップの緊張感、プレッシャーの中で戦ったことは活きています。一つのミスをしてはいけないと思ってプレーしていたのを、スーパーラグビーに置き換えると、「ワールドカップに比べたら」みたいな気持ちもありますし、相手の選手も、南アフリカの選ばれたトップの選手と日本代表でやったことがあるので。ワールドカップでの自信は今にもつながっています。
――立川選手のプレーは、ワールドカップを経験して、一段、上がったように感じています。
立川 ワールドカップを通して、パフォーマンスは安定してきたと僕自身も感じているし、自信もあります。ただ、過信や思い上がりにならないように日々の練習をしています。
――現在、リーダーの一人にもなっているサンウルブズで戦うことを決めた理由は? HO堀江翔太キャプテンはCTB立川選手のことを「サンウルブズでキーになる選手の一人」に挙げていました。
立川 サンウルブズでプレーすることを決めた理由は、堀江さんとプレーする、ということがすごく大きかったし、日本代表の多くの選手がサンウルブズでやらないと言っている中で、堀江さんがサンウルブズでプレーすることを決めたので僕もついて行きたいと思いましたね。