クボタ復帰後初勝利の立役者SH井上大介ーいつかはジャパンで立川とハーフ団を組みたい | ラグビージャパン365

クボタ復帰後初勝利の立役者SH井上大介ーいつかはジャパンで立川とハーフ団を組みたい

2013/09/09

文●斉藤健仁


9月7日(土)、東京・秩父宮ラグビー場にてトップリーグのプールA2試合が開催。1試合目は昇格組のクボタスピアーズと昨シーズン7位の近鉄ライナーズの一戦が行われ、クボタが接戦を制して22-17で今シーズン初勝利。クボタがトップリーグで勝利したのは2010年10月16日の豊田自動織機以来のことだった。

クボタの3年ぶりの勝利で輝いたのはMOM(マンオブザマッチ)に選出された日本代表SO/CTB立川理道だけでなく、一昨シーズン、天理大の大学選手権準優勝にともに貢献したSH井上大介だった。

井上と立川はハーフ団を組んでいた天理大学時代だけでなく、奈良のやまのべRSで4歳からともに楕円球を追った幼なじみで、その後もずっと一緒にプレーする仲で、天理高時代からハーフ団を組むこともあったという。井上のパス捌きは大学時代から定評があり、立川も「日本代表になれるくらい能力はあると思います」と好評価。この試合でも軽快に捌き、チームの攻撃にリズムを生んでいた。

そんな2人の息は今でもピッタリである。後半33分、CTBからSOに入った立川理がステップを切って内に切り込んだ後に、見事、井上がフォローしてビックゲイン。その後、相手の反則を誘って、立川が逆転となるPGを決めた(19-17)。

また井上は、3月から4月にかけての1ヶ月半の間、オーストラリアへの短期留学を経験し、「フィジカルの大切さを知りました」。後半40分のラストプレー、22-17とリードしていたクボタのマイボールのスクラムで、一度相手にボールを奪われたが、密集の中で以前から得意としていたジャッカルでボールを取り返したのが井上だった。

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