4日、明治大学ラグビー部は6月1日からチームを指揮する神鳥裕之新監督の就任会見を行った。神鳥監督といえば、在学時のポジションはNo8、トップリーグではリコーブラックラムズの監督を努め、2016年にはクラブ最高位の6位に引き上げた。ヘッドコーチから昇格し、「強いメイジ」の礎を築いた、田中澄憲監督は「選手が主体的になっていく、チームが次の段階へ進むことを期待している」と話し、大きな役割を果たしチームを離れる。
大六野耕作学長
この4年間、最初の1年はヘッドコーチ、残りの3年は監督として、サントリーから送っていただいた田中監督が日常生活からゲーム、勝ち負け双方から学ぶ、いい文化のチームを作ってくれました。今度は、そのバトンが神鳥監督に渡ります。
リコーはもしもコロナがなければ、サントリーを破って決勝に出ていたかもしれない。そういった(リコーの)組織、文化を作ったのが神鳥監督です。私としては田中監督からのいい文化を神鳥監督に継承し、さらにこれを伸ばしていただくことを祈っています。期待しています。(神鳥監督の方を向いて)絶対に早稲田には勝つ!
田中澄憲前監督
ヘッドコーチ1年、監督3年、4年間、支えていただいた大学、ファン、OB会、4年前、快く明治大に送り出してくれたサントリーという会社に対して感謝しております。3年前、明治大で記者会見やらせてもらって、本当に、あっという間、早かったなと感じています。監督をやる際、自分の中で大きな目標を掲げていました。1つは大学日本一を取り戻す、もう1つは常に大学日本一を争うチームになること。総じて、それを通じて明治大ラグビー部がどうあるべきか、プライドみたいなものを取り戻してほしいと取り組んできた。