明治対帝京・両指揮官が見たチームの現在地とは | Rugby Japan 365

明治対帝京・両指揮官が見たチームの現在地とは

2018/08/18

文●斉藤健仁


大学選手権10連覇を目指す帝京大学と、昨シーズンあと1歩及ばず準優勝に終わった明治大学。8月14日、強化合宿中の菅平で行った練習試合で、春に続き、明治大学が勝利した。前半0−19とリードされた明治が逆転。後半、帝京の攻撃を粘りのディフェンスでノートライに抑えた。9月、10月とチームはさらに強化され、熟成し対抗戦、さらに選手権で頂点をかけた戦いが繰り広げられるだろう。岩出雅之・帝京大学監督、田中澄憲・明治大学監督はこの試合からチームの現在地をどう見たのか。



「夏合宿では完成しない。次が本番。新しいことは手探りで」帝京大・岩出雅之監督

――途中まで19-0でリードしました。前半の入りは良かったですね。


岩出監督 良いも悪いもまだまだですね。少しずつ変わっていければ。(春は)3点差が2点差になりました。


――春よりセットプレーは改善された?


もう少し安定したかった。まだまだ自分の力がどれくらいかわかっていない。もう少しできると思う。


――キックでゲームをコントロールしていたFB奥村は途中交代。試合出ていないSH小畑の復帰はいつ頃?


(奥村は)そんなに重くないと思います。パンチの効いたのが5〜6人出ていないからね。お互いがケガせず、チーム力上がっていければ。(出ていない選手が出てくれば)もう少しいいゲームの展開が作れたかなと思います。(SH)小畑は秋には戻ってくると思います。




――夏合宿のテーマは


東京が暑いので集中力の高い練習はできない。ナイターの練習は遅くなるからできないし、昼間は限界がある。こっちで集中力高くやっている。ディフェンスにしてもアタックにしても。まだ(やっていることが)身についていない感じですね。


――明治大戦は今の力の確認?


今やっていることがどこまでできるか、ですね。夏合宿で完成されない。この後、合宿が続きますが、9月、10月とチームが仕上がっていけばいい。現段階はクロスゲームなので、高いレベルでの競い合いをしていきたい。明治さんの成長に遅れをとらないようにしたい。

(明治大の)形は変わっていませんが、精度アップしていますね。うちは少しいじっていますが、本来持っているものを活かしながら最終的に仕上がってくれれば(いいなと思います)。


――誰か印象に残った選手は


負けゲームに印象に残った選手はいません。これからです。(選手たちの中で)フワッとせずに、もっと頑張ろうという空気が出てちょうどいいと思います。WTB竹山が(ゴールを)入れて同点に終わっても良かったかもしれません。次に活きてくると思いますし、秋は外さないように成長する機会にしてほしい。




――選手たちは連敗で選手は悔しそうですね。


学生はやっぱり若いし、純粋ですからね。(メディアの)表現でそれなりに精神的に揺れるんじゃないでしょうか。そういうのも含めてタフに、戦う気持ちが高まってくるんじゃないかと思います。


――アタック&ディフェンスも新しいことをやっていましたね。


全面的に変えるのではなく、どこの部分を残したらいいかと、手探りでやっています。





――明治大はトップリーグと2試合やって臨んでいました


相手のことはコントロールできません。サントリーは田中監督と仲の良い(沢木)監督なので行きにくいし、パナソニックまでは、遠いので社会人には行かずに自分のところで鍛えています。

「まだ絶対的な自信をもって試合に臨めていなかった。粘りは成長の証。」明治大 田中澄憲監督

――0-19からの見事な逆転勝利でした。


田中監督 点数という意味では勝ちきりましたが、トライ数一緒ですし、前半、内容的に良くなかったので、勝つ、負けるは別として、内容的には満足できない。


――相手の前に出るディフェンスと接点で後手に踏みました。


前半、春に負けていた帝京大さんのこのゲームに対するエネルギーを感じましたし、選手も見えないプレッシャーを感じた。単純ですが、キックを誰が取るかコミュニケーションミスがあったり、そういうプレーが何個かあったり、まだ絶対的な自信をもって試合に臨めていなかったのかな。それは僕らの責任ですが、まだまだそういうチームではないのかなと感じました。

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