12月27日、筑波大は明治大に43−7で快勝し、セカンドステージで3連勝を達成してプールCで首位に立ち、関東大学ラグビー対抗戦で5位だったものの、4シーズン連続、大学選手権の準決勝に駒を進めた。
シーズン開幕前、古川拓生監督が「呪われている」と言うほどケガ人が多かった筑波大。主力選手が揃わない状況が続き、関東大学対抗戦は3勝4敗で5位に沈んだが、何とかして大学選手権のセカンドステージに進んだ。「チーム作りは綱渡り状態でした。いまだにケガ人が戻って来てはまたケガして23名を揃えるのもギリギリの状態です」(古川監督)
そんな中でも、筑波大の光明となっているのは1年生の存在だ。明治大戦でもLO中村大志(大阪桐蔭出身)、FL占部航典 (東福岡出身)、CTB亀山雄大(佐倉出身)、CTB鈴木啓太(茗渓学園出身)の4人が先発に名を連ねた。「1年生、当初はチームの構成に入れていなかったのですが、本当に成長していますね。それだけケガ人がいたということですが(苦笑)、そんな中で良い経験をしている。うれしい誤算です」(古川)