関東対抗戦・帝京大が明治に快勝し7年連続8度目の対抗戦優勝を果たす | Rugby Japan 365

関東対抗戦・帝京大が明治に快勝し7年連続8度目の対抗戦優勝を果たす

2017/11/18

文●斉藤健仁


11月18日(土)、神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場では、関東大学ラグビー対抗戦の帝京大対明治大が行われた。帝京大は勝利すれば1試合を残して優勝、明治大は勝利すれば優勝の可能性を残す大一番となった。

勝負どころできっちりとトライを重ねた帝京大が41−14で勝利し、開幕から6連勝で、7年連続8度目となる対抗戦の優勝を決めた。帝京大の対抗戦7連覇は2001年から早稲田大が達成して以来で、最多タイ。帝京大が最終戦の筑波大に敗れて、早稲田大か慶應大が2連勝を達成した場合は同校優勝となる。

小雨が降る中、「対抗戦の中では明治大戦をターゲットにしてきた」(HO堀越康介キャプテン)と試合の入りから集中していたのは帝京大だった。前半4分、連続攻撃から、そのキャプテンHO堀越(4年)、副将のFB尾崎晟也とつなぎ、最後はルーキーのWTB木村朋矢がトライ(5−0)。

さらに9分には、FB尾崎が力強いラインを見せてトライ、WTB竹山晃暉(3年)のPGを挟んで、20分にはモールからキャプテンHO堀越がインゴールに押さえて、帝京大が20−0と大きくリードした。

このまま一方的な展開になるかと思われたが、明治大も前半20分を過ぎると反撃に出る。24分、相手モールからのパスをSH福田健太(3年)がインターセプトし右隅にトライ、SO松尾将太郎(3年)がゴールを決めて20−7とする。さらに32分、ゴール前でFWがラックに拘り、最後はFL井上遼(3年)が中央左に押さえて20−14と 6点差に追い上げる。


前半終了間際、明治大は相手ゴール前で反則をもらい、PGを狙わず、スクラムを選択したがターンオーバーされて好機を失い、そのまま前半は帝京大が20−14で折り返した。

 

後半、互いに攻めるもミスや相手のディフェンスの前に得点できない拮抗した状態が続く。それを打破したのは、やはり王者・帝京大だった。



24分に連続攻撃から最後はWTB竹山が左ライン際を駆け抜けトライ、竹山が自身でゴールも決めて27−14、さらに28分とロスタイムにNO8吉田杏(4年)がトライを重ねた。終わってみれば帝京大が6トライを上げて、後半は相手を無失点に抑えて41−14で快勝し、1試合を残して、7年連続8度目の対抗戦優勝を飾った。

 

優勝を決めた帝京大はキャプテンHO堀越がまず、こう語った。「慶応戦で厳しいゲーム勝てたことは自信になりましたが、危機感、緊張感が出てきて、この2週間、いい準備ができた要因になった。(今日の試合は)一つ一つの厳しさを持って、目の前のことを100%やり切ろうとしました。厳しいプレーを80分出し続けることができ、それが今日の点差になった。フィジカル的に圧倒できた試合ができて、チームの成長を感じた。(対抗戦優勝は)素直に嬉しい。この優勝はメンバー23人だけでなく、メンバー外の仲間たちがサポートしてくれたもの。今年のメンバーで優勝できたのは嬉しい」

岩出雅之監督は「対抗戦の優勝決まったことを嬉しく思います。今シーズンはできのいいシーズンではないと僕も学生も感じていました。ただ慶應大戦は3点差という厳しいゲームをして、気合いの入れ方、気持ちの引き締め方をつかんだかなと思い、これまでと違って今日の試合を楽しみにしていました。気持ちも入っていてリラックスできている一番いいチーム状態で、キャプテンの味も出て、チーム一つになるゲームができた。例年、優勝が決まった後、苦手と思われる試合(筑波大戦)が待っているで、本当の意味での心技体の仕上げをして、大学選手権に挑みたい。今日の試合はナイスゲームだったと思います」と満足げな様子を見せた。

明治大の丹羽政彦監督は「やってきたことを自信持って準備してきたが。うちがミスして相手はスコアした。その差が出た。来週の(優勝のかかった)ジュニア戦、2週間後の早稲田戦と一試合一試合やっていきたい」と淡々と話した。


キャプテンLO古川満(4年)は「FWの近場と前に出てディフェンスすることにフォーカスした。前半、パニックして(修正するまで)時間をかけてしまったことが課題です。前半の後半から明治の形が出て、優位に立つこともできましたが、最後の取り切る力の差が、きょうのゲームの敗因です。今日の敗戦を糧にして、早稲田大戦もタイトなゲームとなると思いますが、試合を想定した強度の高い練習をやっていきたい」と前を向いた。

 

斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当するなどトップリーグ、日本代表を中心に取材。

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