5月14日(月)、14時より東京・日本ラグビー協会にて5月19日(土)、男子の「HSBC アジア5カ国対抗 日本代表対香港代表戦(14時キックオフ)」のエキシビションマッチとして行われる「女子15人制日本代表対女子15人制香港代表戦(11時半キックオフ)」の登録メンバー発表記者会見が実施された。
アジア女子4カ国対抗の前哨戦として重要な試合
記者会見には女子日本代表の萩本光威HC(ヘッドコーチ)、普及育成部女子部門長の香川あかね、2キャップながら女子15人制のキャプテンに任命されたHO鈴木実沙紀(大学2年生)が出席した。鈴木主将は関東学院大学ラグビー部唯一の女子部員。
香川氏は「2014年にフランスで行われる女子15人制W杯のアジア地区予選が来年ある。それに向けて強化してきたい。今回の香港戦は7月5日(木)、7日(土)に中国の昆山市で行われる『アジア女子4カ国対抗』の前哨戦として非常に重要な試合」とコメント。
この「アジア女子4カ国対抗」は、日本、中国、カザフスタン、香港が参加する。来年の同大会の優勝国が、2014年のW杯の出場権を得ることになるため、今年は最低でも3位以上をキープしなければならない。ちなみに15人制の女子のラグビーW杯大会は2014年のフランス大会で7回目となる。日本は1回、2回、4回大会に出場。5回、6回大会はアジアの壁を破れず出場を逃している。
フィットネスを上げて、 ” 走るラグビー ” を!―萩本HC
萩本HCは「若いメンバーを選びました。(香港戦に向けて)今まで世界の経験のない選手を選び、厚みをもたせたい。初選出は8人となります」と、W杯を見据えたメンバー選出であることを強調した。またHCはW杯出場に向けて、女子15人が目指すラグビーについて「(海外の国の)大きさとパワーに負けないことが前提。走り回っていかに人数を増やせるかが鍵となる」と、男子同様に、フィットネスを上げて “ 走るラグビー ” を掲げた。