国内ラグビー最後を飾る日本選手権決勝は9日、現在の国立競技場では最後のラグビー国内試合として(国際試合は5月25日、RWC2015アジア予選最終戦の日本VS香港がある)行われる。
ポストシーズンに入って強さが際立つパナソニック
パナソニックはトップリーグ第1ステージを5勝1敗1分の勝ち点28で1位通過。上位チームがほぼ毎週休みなしで連戦する未曾有のタフな大会となった第2ステージも7戦全勝で勝ち抜き、プレーオフでも準決勝で東芝に55-15。決勝では3連覇を目指したサントリーを45-22。ともに大差で下し、2010年度以来3年ぶりの優勝を飾ると、日本選手権でも準決勝で神戸製鋼を46-5で大破。ポストシーズンに入り、その強さが際だっている。
新加入のオーストラリア代表SOベリック・バーンズのキックを活かした的確なゲームコントロールでゲームを敵陣で進め、統制とコミュニケーションがとれた融通無碍(ゆうずうむげ)なディフェンスで相手のアタックを止め続け、ボールを奪うとデンジャラスゾーンへのバーンズのキック、あるいは相手防御の隙があれば容赦なくカウンターアタックをかけ、北川智規、山田章仁というトップリーグ屈指のスピードランナーが駆け抜ける。