パナソニック、藤田・山沢、若き才能が生み出した初トライを図で詳説 | ラグビージャパン365

パナソニック、藤田・山沢、若き才能が生み出した初トライを図で詳説

2016/10/14

文●斉藤健仁


10月8日(土)、トップリーグ第6節、パナソニックワイルドナイツ対NECグリーンロケッツが埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開催された。試合は昨年度の王者・パナソニックが51−26で快勝し、パナソニックのルーキー2人が記念すべきトップリーグ初トライを挙げた。2人の素晴らしいトライを図を使いつつ詳解する。

視野の広いプレーで初トライを決めた山沢

地元の熊谷で先発したSO山沢拓也

地元の熊谷で先発したSO山沢拓也

2人とは筑波大4年生ながら、今シーズン、大学のプレーではなく、パナソニックに入団しトップリーグでのプレーを選んだSO山沢拓也。そして、もう一人は2015年のワールドカップにも出場した日本代表WTB/FBの藤田慶和である。



まずSO山沢のトライから振り返りたい。

パナソニックは前半3分、NECに先制トライを許したものの、攻撃の姿勢を貫く。10分、山沢は自陣10mライン付近から右サイドのオープンサイドにハイパントキック。ゲームキャプテンのWTB北川智規がそのボールをジャンプして後ろへとタップ。そのボールの前にいたNECの選手が触ってしまいオフサイド。

パナソニックSH田中史朗は、クイックリスタートですぐにゲームを再開する。ボールを大きく左に展開し、CTBリチャード・バックマンがゲインすると再び右へ。同じく新人のHO坂手淳史がゲインし、HO川俣直樹、やはりルーキーのWTB福岡堅樹がフォローし、ラックを形成すると、下記のような陣形(1)となっていた。

陣形(1)

陣形(1)

ラックから見てブラインドサイドには2人、逆サイドにはLOヒーナン ダニエル、LO谷田部洸太郎、PR稲垣啓太の3人がほぼ一列にならんでFWのシェイプを作っている。その左には残りのBKとバックローの5人がシェイプを形成している。

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