自分の色を出して初スコッドへ――トップリーグ大活躍のルーキーFL/NO8松橋周平 | ラグビージャパン365

自分の色を出して初スコッドへ――トップリーグ大活躍のルーキーFL/NO8松橋周平

2016/10/27

文●斉藤健仁


身長180cm、体重100kg――現代ラグビーのFWでは、決して大きい部類ではない体躯だが、FL/NO8松橋周平(リコーブラックラムズ)の両目には確固たる自信がみなぎっていた。

ルーキーイヤーながら全試合に出場。8トライの大活躍

松橋にとっては初の代表入りとなった

松橋にとっては初の代表入りとなった

10月23~25日、ジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチが就任したラグビー日本代表は、11月5日のアルゼンチン代表戦に向けて東京・秩父宮ラグビー場で、2度目のキャンプを実施した。

2015年ワールドカップに出場したメンバーも多数いる中で、汗を流したルーキーの松橋は「トップリーグの疲労は残っていましたが、システムや戦術理解という点ではいい練習ができました。グランドだけでなくラグビー以外でもみんなコミュニケーションを取ってくれます」と振り返った。

キヤノン戦でトライを挙げる松橋

キヤノン戦でトライを挙げる松橋

松橋は、現在、まさしく絶好調である。所属するリコーで、「8番」を背負い、先発出場を続けており新人ながらトライを量産し、その活躍が評価されて日本代表スコッドに初めて選出された。

特に10月23日、広島で行われた東芝ブレイブルーパス戦では、ロスタイムの決勝トライを含む3トライを挙げてハットトリックを達成、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)にも選出された。

「リコーのアタックは、乗ったらすごいので、それに乗ることができました。行けるかなと思いました」(松橋)。8節を終えて8トライは、トライランキング3位、しかもFWではトップリーグ全選手の中でトップの成績である。

 

松橋の名前を初めて見たのは2011年の2月のことだった。

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