ラグビー日本代表・最多キャップ数を誇り、3大会連続の出場を目指すLO大野均(東芝)が初練習後取材に応じ、19日の南アフリカ戦にむけたチームと自身の仕上がり具合を話した。
前回は「2勝」という目標が自分たちにプレッシャーとしてのしかかってきた
大野 やっぱり、ここで南アフリカと対戦するのでそれなりのスイッチはみんな入っています。オフィシャル期間に入ったので、そういう意味でもやっとここにこれたな、と感じています。4月に視察で来た時には、「またここに来れたらいいな」という思いでしたが今は正式メンバーに入って来れました。そういう意味でも嬉しさ半分、ワールドカップに向けた気持ちもしっかりと固まってきました。
昨日の練習もハードなトレーニングでしたが、みんなすごくいい集中で最後まで出来ていました。激しいコンタクトの部分だったり、ハイピッチのランニングだったり、しっかりコーチ陣の注意を受けることなかったです。ブレイクダウンの部分で結構激しく身体をぶつけました。
前回の大会では、2勝という目標を立てて臨みました。最初のフランス戦では途中までいい試合ができましたが結局負けました。次のオールブラックス戦も大敗して、次、トンガ。ここに勝たないと2勝という目的が達成できない、というところで。2勝という目標が自分たちにプレッシャーとしてのしかかってきたんです。
それでファーストプレーで散々練習してきたプレーをいきなりミスしてそこでみんな浮足立ったというのがありました。2勝を意識しすぎて、トンガ戦に負けちゃって。2勝という目標が達成できないという感じで、そこでみんな気分的に落ち込みました。
今回もベスト8という目標がありますけれど、ベスト8を先に見るのではなくて、目の前の試合1つ1つ、勝っていって最終的にベスト8に行けたらいいな、と。前回の反省をみんなの前で話をさせてもらいました。
ブリストルでワールドカップ経験者と未経験者に対してエディーさんと個別にミーティングが合った時に未経験者にどういうことを伝えたらいいかという時に話しがあったので、プレーヤーズミーティングで話をしました。
PNGまでは、ゲームウィークで厳しい練習をしてそれこそ、7、80%のコンディションで試合をしていましたが、ここにきて、天候が涼しいというのもありますけどエディーさんがメニューをコントロールしてくれて、コンディションの部分ではもういい方向に向かっています。身体も凄く動きます。