5月23日に香港で行われるアジアラグビーチャンピオンシップ第4戦香港代表戦の試合登録メンバーが発表された。これまでキャプテン代理としてチームを牽引してきたPR畠山健介に代わり垣永真之介が今シーズン初先発を果たすとともに2013年11月のスペイン戦以来のメンバー入りを果たしたマイケル・ブロードハースト。さらに、今シーズン初のメンバー入りとなる大野均、初キャップとなるホラニ龍シオアペラトゥーがワールドカップ出場のセレクションをかけて試合に挑む。本日まで宮崎で合宿を行い、羽田に戻ってきた日本代表が取材に応じた。
エディー・ジョーンズHC(以下、ジョーンズHC) 「アジアラグビーチャンピオンシップ2015の最終戦となる香港代表戦は、アジアでの連勝記録を伸ばしたいのはもちろんのこと、ラグビーワールドカップ(RWC)へ向けての選手選考が最重要課題になってくる。今週のベストの23人を選んだ。今まで一生懸命練習してきたものの、あまり長い出場時間に恵まれなかった垣永、有田、ホップグッド、ホラニ龍シオアペラトゥー、内田らに、香港代表戦でプレーするチャンスを与えたい。今週もハードな練習を行ってきたが、選手たちはRWCの選考の1試合になることを十分理解して、良い試合内容で香港代表に勝利してもらいたい」
――PR畠山健介選手(サントリー)ではなくFB五郎丸歩選手(ヤマハ発動機)がゲームキャプテンとなりました。
ジョーンズHC いくつか目的があります。畠山のリコンディショニングで、10日間、JP(ジョン・プライヤー)とみっちり過ごす良い機会だった。ワールドカップの本番では何が起こるかわかりません。
2011年大会もニュージーランドは、4番手のSOがキックを決めて優勝しました。もう一人のキャプテンを作る良い機会でもあります。また五郎丸にとっても良い機会です。47キャップ目となり、歴代10位タイの良いお祝いとなるでしょう。(この3年間で)選手としても人間としても成長してきました。ラグビーに真剣に取り組んでいますし、日本人として誇り高き選手です。日本のエンブレムを胸に付けて、心を込めて試合をしています。