2月23日(日)、群馬・敷島公園サッカー・ラグビー場で、関東新人大会の3位決定戦、決勝戦が行われた。3位決定戦は目黒学院がシーソーゲームを制して茗渓学園に27ー26で勝利した。決勝戦は、1月の「花園」こと全国高校ラグビー大会で初の単独優勝を果たした 桐蔭学園(神奈川)が國學院栃木(栃木)を寄せ付けず、6トライを挙げて48-0で快勝し、大会4連覇を飾った。
3月末に、埼玉・熊谷ラグビー場で行われる全国高校選抜ラグビー大会には関東から優勝した桐蔭学園を筆頭に、國學院栃木、目黒学院、茗渓学園、流通経済大柏(千葉)、川越東(埼玉)、昌平(埼玉)の7校が出場することになった。
決勝戦、前半は風上の国栃がペースを掴むもセットプレーが安定せず、桐蔭のディフェンスを崩せず。
試合は、快晴だが8mの北西の風が吹く中、キックオフされた。前半の序盤は前に出るディフェンスで風上だった國學院栃木がペースをつかむが、ゴール前ラインアウトを2度取ることができず、得意のモールを組むことができなかった。また桐蔭学園もゴール前のディフェンスで粘り失点を許さなかった。
風下の桐蔭学園はFWとSHからのダイレクトパスでボールを継続し、前半15分、身長186cm、体重127kgの右PR田中諒汰(2年)がポスト下に押さえてトライ、1月の花園にも出場したSO今野椋平(1年)がゴールを決めて7-0と先制する。桐蔭学園は前半終了間際にもSO今野がPGを決めて10-0でハーフタイムを迎えた。
後半は、一気に、風上の桐蔭学園ペースとなった。SH伊藤光希(2年)のテンポのいいパ捌きから新キャプテンNo8佐藤健次、LO青木恵斗、FL粟飯原謙(2年)らFW陣が前に出た。
後半2分にはNo8佐藤のトライを皮切りに、6分、15分にはLO青木、27分にはFB秋濱悠太、30分にはLO小椋健介(1年)がトライを挙げた。
後半もゴール前ディフェンスで粘り失点を許さなかった。さらに「プレースキックの調子が良かった」というSO今野が強風の中でも6ゴール、2PGとすべてのキックを決める活躍を見せたこともあり、後半だけで5トライの猛攻を見せた桐蔭学園が48-0で快勝。関東新人4連覇を飾った。
試合後、藤原秀之監督、佐藤健次キャプテンに話を訊いた。