2019年ラグビーW杯アンバサダーに元代表選手6名決定 | ラグビージャパン365

2019年ラグビーW杯アンバサダーに元代表選手6名決定

2013/07/16

文●斉藤健仁


7月15日(祝・月)、15時から都内で「ラグビーワールドカップ(RWC)2019アンバサダー」の発表記者会見と、ファンを交えたワークショップが開催された。RWC2019組織委員会から発表された「RWC2019アンバサダー」は、日本代表キャップ上位12傑から現役選手(小野澤宏時、大野均、伊藤剛臣、菊谷崇、箕内拓郎)と、すでにRWC日本代表戦略室長に就任している薫田真広氏を除く元木由記雄、大畑大介、増保輝則、桜庭吉彦、松田努、田沼広之の6名の元日本代表が選出。8月から全国を回る予定だという。

 

冒頭、RWC2019組織委員会副会長&日本ラグビー協会会長の森喜朗氏より「ラグビーがどうしたらもっと人気の高い国民スポーツになるか、2019年RWCが大成功にもっていけるか。アンバサダーのみなさんに努力してほしい」と述べた。

続いて徳増浩司RWC2019事務局長は「一期生として元日本代表でW杯を経験しているキャップ数上位6名をアンバサダーに選ばせていただきました。まず全国47都道府県を訪れて、告知活動をしていただく。まずラグビーをしている選手、家族、ファンといったラグビーファミリーに訴えたい」と人選の理由などを説明した。今後も元日本代表選手だけでなく、女性や芸能人もアンバサダー任命していく予定だという。

6名はアンバサダーに就任した意気込み下記のように語った。

元木由記雄(元神戸製鋼/79キャップ)
W杯に4回出たすばらしい経験を子どもたちに伝えていきたい。2003年のスコットランド戦は接戦したときに、世界の人たちが日本を応援してくれました。今度は恩返しの番です。熱いすばらしいスタジアムにしていきましょう」

松田努(元東芝/43キャップ)
「ラグビーをしている子どもたち、まだしていない子どもたちにラグビーW杯を見に行きたい、そしてW杯に出たいと言ってもらえるようにしたい。私が経験したW杯という舞台で世界の選手と戦う、血の踊るような経験をたくさんの人にしてほしい」

増保輝則(元神戸製鋼/47キャップ)
「2019年W杯の参加者になってもあるような活動をしていきたい。過去3回出場したときに多くのボランティアに参加して大会が成功した。ラグビーファミリーのみなさまには観戦者だけでなく参加者になって一緒に盛り上げてほしい」

大畑大介(元神戸製鋼など/58キャップ)
「僕は2019年W杯宣伝部長に就任します! なぜならラグビー界NO1のメッセンジャーだからです。そしてここにいる人たちをはじめとするラグビーファミリーの人たちは宣伝部員になってもらいます。私はリーダーとして宣伝部員のみなさんが胸を張って宣伝できるような環境を作っていきたい。太くて大きな柱になりますので、僕を信じてついてきてください」

桜庭吉彦(元新日鐵釜石/43キャップ)
「同世代や私よりも上の方がラグビーのグラウンドに戻ってくれるような役割を果たしたい。W杯に出場したときは、小さいこどもからおじいちゃんまでラグビー楽しんでいた雰囲気がありました。同世代や年配の方にラグビーを通じて楽しんでもらえるように、40歳以上の不惑ラグビーを盛り上げていきたい」

田沼広之(元リコー/42キャップ)
「日本全国に多くの桜を咲かせたい。その意味は、W杯期間中に日本代表の桜のジャージー 着て、W杯を戦い抜いて行ってほしい。私が出場したW杯のウェールズ戦では朝から晩までグラウンドの中だけでなく外まで、ウェールズ代表の赤に染まっていました。ラグビーファミリーのみなさん、これからラグビーファミリーになるみなさんと一緒に桜のジャージーを着て、日本代表を優勝まで押し上げいきたい」

 

斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当するなどトップリーグ、日本代表を中心に取材。プロフィールページへ


 

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