将太郎です。
この1週間は、各地でワールドカップ1年前イベントが開催され、僕もいろいろな形でいろいろなイベントに参加させていただきました。各地でイベントを企画されたみなさん、参加されたファンの皆さんの意欲や関心に触れることで、いよいよワールドカップまで1年を切ったんだなという、身が引き締まる思いです。それと同時に、1年前のイベントで盛り上がって終わりというのではなく、ワールドカップに向けて継続して盛り上げていかなければならないという思いが強いです。
それは僕が思うだけじゃなく、現役の選手たちが、リーグ戦の合間で疲労もたまっている中でもいろいろなイベントに出て盛り上げようとしていた。実際にいくつものイベントでそういう現役選手の姿に触れることで、僕も感銘を受けました、僕も自分の立場でできることはまだあるだろうし、選手のみなさんがより活動しやすいような環境を作るお手伝いをしていきたい。大事なのはワールドカップのあともラグビーが愛されていくこと。ラグビーっていいスポーツだなと多くの方に思っていただくことが一番なのですから。
トップリーグ前半戦をレビュー・白熱した試合が1.5倍に!本当に面白い!
さて、トップリーグは開幕から1ヵ月で、早くも折り返しとなりました。ワールドカップ前年と言うことで、今季は短縮日程をとっているためなのですが、7試合でリーグ戦終了というのは本当に早いですね。
序盤戦、各チームが4試合を終えましたが(神戸製鋼とサニックスは地震による中止=29日に代替開催=があったので3試合)、ここまでの一番の印象は例年になく僅差の試合が多いということです。4節まで31試合を終えて、15試合が7点差以内の僅差で決着しています(引き分けを含む)。昨年はリーグ戦104試合で29試合でしたから、接戦が概ね1.5倍に増えていることになります。
今季、外国籍選手の出場枠が特別枠を含め「5」と、従来より2枠拡大されたことも、僅差の試合を増やしているひとつの要素だと思います。
選手のパフォーマンスにも、来年のワールドカップに向けた思いが感じられて、それが白熱した試合展開につながり、より多くのお客さんを呼び込んでいるように思います。特に、日本代表のトレーニングスコッドに入っていない選手の、逆転代表入りに向けてアピールしようという意欲はシーズンを盛り上げていると思います。
特に強くそれを感じたのは、山沢拓也(パナソニック/SO)、松橋周平(リコー/FL)、金正奎(NTTコム/FL)、日和佐篤(神戸製鋼/SH)といった顔ぶれです。