将太郎です。
2021年のラグビーの国際交流シーズンが終了しました。
8月から10月の頭にかけて南半球の4カ国対抗「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」が行われ、10月下旬からオーストラリアは日本を経て、NZはアメリカを経て、それぞれ欧州へ遠征。11月の週末は毎週、ワールドカップ並というかそれ以上にテストマッチが大量に組まれました。怒濤の1ヶ月でしたね。
これまで以上にアウェイで戦う難しさを感じさせる秋シーズンだった
まず、日本代表について。
難しいシーズンだったと思います。
特に今回の欧州ツアーでは、率直に言って、コロナ禍の社会情勢の中で、試合をなかなかできなかった国と、そうでない国との差が顕著に現れたと思います。
秋シーズンの最初はオーストラリア戦でした。スコアは23-32。敗れましたが、テストマッチ4連勝で乗り込んできた世界トップの強豪国を相手に、ウォームアップ試合もできないままぶっつけ本番で臨みながら、勝負を争う展開に持ち込んだ。日本から見れば、手応えを感じられた試合でした。
ただ、この試合はホームで戦えたことが大きかった。現在の世界情勢下では、ホームのメリットが以前よりも大きくなっていて、アウェーの難しさがより増大している。それはその後の欧州ツアーを見ることで、改めてその重みが理解できました。国境を越えて移動するチームには、その都度隔離であったり、検査であったり、活動区域の制限などが課せられる。そのルールは行く先々の国によっても違うし、たとえばマスクを着用するべきかどうかなどはお国柄によっても違う。仕方ないことではあっても、どうしてもストレスになります。