前節、コベルコ神戸スティーラズに24-40と敗戦し今季初黒星を喫した埼玉パナソニックワイルドナイツは、2月28日(土)にホストの熊谷ラグビー場で三重ホンダヒートと対戦した。
試合は序盤からワイルドナイツが主導権を握った。開始直後から敵陣深く攻め込み、16分までに3本のトライを奪い、序盤から21点のリードを築いた。この勢いは前半を通じて続き、終盤にも追加点を重ねて35-7で前半を折り返した。
後半もワイルドナイツの攻撃は衰えず、安定したアタックで着実にトライを重ねていった。ヒートの反撃で幾つか得点は許したものの、試合全般を通して主導権を握り、最終スコア66-19で勝利を収めた。
埼玉パナソニックワイルドナイツ 金澤篤HC
本日の試合は、非常に風が強いコンディションでしたが、多くのサポーターの方に来ていただいて、本当に後押しをもらったと感じています。
この厳しい環境の中でも、勇気を持ってプレーしていこうという話をしていました。
ボールをしっかり動かすこと、そしてディフェンスで相手にプレッシャーをかけ続けること。選手一人ひとりが真摯に取り組んでくれたのが良かったと思います。
ワイルドナイツらしいラグビーを、少しは出せたのではないかと思います。

ジャック・コーネルセン
――アタック面で手応えがあったように見えました。この1週間どこを強調しましたか?
どのチームもディフェンスは非常に強いです。その中で、自分たちには良いランナーがいる。チャンスがあれば勇気を持ってボールを動かすことを強調しました。保守的にボールキープだけを考えると、次のアタックにつながらない。その部分は今週特に強調しました。
――前回の敗戦後、ディテールについて見直したとありましたが、具体的には?
主にブレイクダウンです。ボールキャリアの姿勢、倒れ方、ボールの置き方。すべてのプレーはボールキャリーから始まります。前回は大きなフォワードに捕まって前進できない場面もありました。そこをどう改善するかを修正しました。

ディラン・ライリー
――コンバージョンとペナルティゴールをすべて成功させました。キッカーの判断や準備については?
キッカーの判断は基本的にフィールド上の選手に任せています。準備は一貫して行っています。風が強いから特別なことをするというより、常に同じ準備をする。
バンジー(ベリック・バーンズコーチ)は経験が豊富で、キッカーに良い助言をしてくれています。僕はボールを拾っています(笑)
HO坂手篤史キャプテン

坂手淳史
事前に風が強くなる予報がありましたので、その状況を想定したプレー選択は準備していました。
ゲームの中で焦らず、状況に応じて判断できたことが大きかったと思います。
特に9番、10番を中心にキックのところをコントロールしてくれましたし、ジャック(・コーネルセン)やエセイ(・ハアンガナ)といった選手たちもラインアウトを落ち着いてコントロールしてくれましたので、風をあまり気にせずプレーできたのかなと思います。
これまで80分間ずっと良い状態を保つことが課題でしたが、今週は良いプレーの後にもう一度良いプレーを続ける悪いプレーの後にすぐに修正するこの流れを渡さないことをチームで共有していました。そこは少しできた部分かなと思います。

ベン・ガンター
――初黒星の後の大事な一戦でしたが、キャプテンとしてチームに伝えたことは?
自分たちらしく、勇気を持って選択することです。消極的にならず、目の前の状況で攻める判断をすることを強調しました。負けたからといって大きく変える必要はありません。ただ、前回の試合では細かいディテールが不足していました。それはここ数試合の課題でもあったので、見直す良い機会になったと思います。
――次戦スピアーズ戦への意気込みをお願いします。
強いチームです。フィジカルもありますし、トランジションの中で良い判断をする選手が多い。良いラグビーをしていると思います。僕たちもこの試合から学んだこと、ここまでの10試合で得た課題を整理して、成長につなげたいと思います。

