快進撃続く!近大が同志社に勝利し開幕2連勝! | ラグビージャパン365

快進撃続く!近大が同志社に勝利し開幕2連勝!

2021/10/10

文●編集部


9日、滋賀県・布引陸上競技場では、関西大学Aリーグ、同志社大学(同大)対近畿大学(近大)の一戦が行われた。

前節、同大は関西大学に75-8と大勝。一方の近大も昨年日本一の天理大学を相手に23-7で見事な勝利を収めた。迎えた今季2戦目、「この試合で自分たちの実力が問われていると話し、3週間しっかりと準備をすることができた」(福山竜斗キャプテン・近大)。「初戦で天理に勝って、強いというのはわかっていた」(南光希キャプテン・同大)。

 

SCOREBOARD

関西大学Aリーグ・第2週 2021.10.09

  • TRY(2)
  • G(2)
  • PG(0)
  •  
  • PENALTY
  • PK(14)
  • FK(0)
  • TRY(3)
  • G(3)
  • PG(0)
  •  
  • PENALTY
  • PK(9)
  • FK(0)
  • TIMELINE

  • 前半3分 同志社⼤ 10.嘉納 PG 3 - 0
  • 前半15分 近畿⼤ 2.⾦⼦ T 3 - 5
  • 前半16分 近畿⼤ 12.福⼭ G 3 - 7
  • 前半28分 同志社⼤ 8.⽊原 T 8 - 7
  • 前半29分 同志社⼤ 10.嘉納 G 10 - 7
  • 後半7分 近畿⼤ 12.福⼭ PG 10 - 10
  • 後半33分 近畿⼤ 14.植⽥ T 10 - 15
  • 後半34分 近畿⼤ 12.福⼭ G 10 - 17
  • 後半41分 近畿⼤ 15.河井 T 10 - 22
  • 後半42分 近畿⼤ 12.福⼭ G 10 - 24
  • MATCH REVIEW

    同大のキックオフで試合が開始。前半3分、近大陣内22m手前のラックで近大がペナルティー。同大はショットを選択し、SO嘉納一千(2年)がしっかり決め同大が3-0とする。この試合、同大はラインアウトが安定しない。前半8分、敵陣22m付近のラインアウトもノットストレート。チャンスを活かすことができない。

    前半13分、同大は自陣22m手前でロールアウェイのペナルティー。近大はタッチに蹴り出しトライを狙う。ラインアウトモールからBKも参加し、最後はHO金子隼(4年)がトライ。CTB福山のコンバージョンも決まり7-3と近大が逆転。

    近大は落ち着いたディフェンスで同大の攻撃をしのいだ。前半16分、裏のスペースをつくキックにもFB河合優(4年)がしっかり対応。同大もキックチェイスが甘くプレッシャーをかけきれずエリアを戻されてしまう。

    再び同大はアタックを仕掛けるも、近大の低いタックルが突き刺さり、相手に攻撃のリズムを作らせない。20分、今年の近大の強みであるハイパントキックからWTB植田和磨(1年)が、敵陣22m付近で相手と競り合いキャッチしチャンスをつくる。同大は直後の相手ボールスクラムに対して、FWが奮起。見事にペナルティーを獲得しピンチを凌いだ。

     

     

    ピンチをしのいだ同大は、敵陣22m手前のラインアウトからオープンに展開。SO嘉納のパスダミーからギャップを作りゲインするも、WTB大森広太郎(3年)へのパスが乱れ、ノックオン。その後のスクラムで再び同大FWがプレスをかける。

    相手ボールをターンオーバーすると、SH田村魁世(4年)が左オープンサイドへ展開、一度ラックを作り、時間をかけず、逆サイドへボールを振るとNO8木原音弥(4年)が強引に縦へ突破してトライ。コンバージョンも決まり同大が10-7と逆転に成功する。

     

     

    近大は、30分、32分と敵陣でのラインアウトのチャンスを迎えるがいずれもノットストレートでチャンスを活かせない。

    前半終了間際、同大はスクラムでペナルティーを獲得しゴール前ラインアウト。モールを組むがオブストラクション。互いにミスが続きそのまま前半を終えた。



    後半、近大のキックオフボールが風にものって、伸びると同大の連携が乱れボールの処理にもたつくがボールがコールラインを超え、センタースクラムに。同大は13番、14番で一気に敵陣22mまでゲイン。さらにフェイズを重ね攻撃を繰り返す、近大は接点で食い込まれロールアウェイの反則。

    同大は嘉納がタッチに蹴り出すが、これがゴールラインを超えてしまい、近大ボールのスクラムに。風上の近大は敵陣深くへキック、これに同大もキックを蹴り返すキック合戦。結局、近大がエリアを挽回する形でハーフウェイ付近でラインアウト。同大が自陣10m手前付近でオフサイド。追いかける近大はショットを選択。蹴るのは福山。

    福山の蹴ったボールは風にものって、45mほどのPGが成功。10-10の同点となる。50分、近大は再びキックの蹴り合いから優位に立つと、同大がオフサイドのペナルティー。近大は敵陣10m付近から再び福山がPGを狙う。距離は十分だったかゴールポスト右に反れてスコアはそのまま。

    後半は、近大が風上、同大が風下だった。

    後半は、近大が風上、同大が風下だった。

     

    後半、同大はスクラムで優位に立って、安定しないラインアウトではなくスクラムにこだわった。

    後半、同大はスクラムで優位に立って、安定しないラインアウトではなくスクラムにこだわった。

    57分、近大陣内22m手前での近大ボールスクラム。同大がペナルティーを獲得。同大は、タッチに蹴り出しトライを狙う。直後のラインアウトからボールをキープしてFW勝負に持ち込む同大。ゴールまでジワリジワリ近づく。アドバンテージが出される中でも同大が攻撃を続ける。田村がBKに展開するもボールが乱れ、ゴール前5mの位置から再開。

    60分、ラインアウトモールという選択肢もあったが、同大はスクラムを選択。「前半からラインアウトのミスがあったので、後半優位に立っていたスクラムでいこうと判断した」(南キャプテン)。65分、ゴール前の攻防で、SO嘉納がノックオン。さらに69分、同大は再び22mの内側に入り込むが再びノックオン。大きなチャンスをものにできなかった。

    松山が相手ディフェンスの一瞬のギャップをついてビックゲイン

    松山が相手ディフェンスの一瞬のギャップをついてビックゲイン

    ピンチをしのいだ近大は70分、自陣22m付近のスクラムからSH松山将暉(4年)が抜け出すと一気にハーフウェイを超え、敵陣22mに入り込むビックゲイン。同大はなんとかタッチライン外に押し出し22m外に蹴り出す。

    近大が再びアタックを開始。SO半田裕己(2年)が22m内側へハイパントをキック。事前にキックを蹴るサインが出ていたというWTB植田とFB河井がチェイス。植田がジャンピングキャッチしてそのままインゴールへ。

    劇的なトライで近大が17-10と逆転。

     

    福山のコンバージョンも決まり、17-10と近大が均衡を破った

    福山のコンバージョンも決まり、17-10と近大が均衡を破った

     

     

    後半の残り、敵陣ゴール前でしっかりと時間を使った近大。ゲームマネジメントでも優位に。

    後半の残り、敵陣ゴール前でしっかりと時間を使った近大。ゲームマネジメントでも優位に。

    このトライで勢いづいた近大は試合終了間際にも、ゴール前の攻防から、FB河井がダメ押しのトライ。24-10として勝利。

    ダメ押しとなった河井のトライ。

    ダメ押しとなった河井のトライ。

     

    昨年リーグ8位だった近大が、前節に続き今節でも昨年2位の同大に勝利し開幕2連勝を果たした。近大は勝ち点8としてリーグ首位。次節は17日(日)、京産大と対戦する。敗れた同大は1勝1敗となり、立命館大と対戦する。


    COMMENT

    中島茂総監督

    中島茂総監督

    近大 中島茂総監督


    関西の大学ラグビーは歴史、実績ともに同志社が牽引してきた。Aリーグのチームは同志社に勝利することを目的としています。40数年で近大は過去2回しか勝利することがなかった。今年は開幕戦で天理に勝利したことで選手たちにも大きな自信になった。この第2戦にむけても3週間トレーニングをしてきました。内容は開幕戦と比べると、うちも同志社も内容がよくなかった。両チームともにイージーなミスが多かった。そのため前半は盛り上がりに欠ける展開でした。

    ハーフタイムはFW戦を制することにならないとうちのBKを動かせないと話をしたが、後半の初めも(うちがやりたかった)展開にならなかったので、やきもきしていました。しかし、ここ一発のトライで嬉しく思います。キャプテンの頑張りが勝利を呼んだと思います。


    ――イージーミスはあったものの、勝ちきれたのはどこだったか


    勝利に対する執着心。それにつきると思います。イージーミスをしてもなんとか、相手に主導権を握られることはなかった。


    多彩なスキルで攻撃のリズムを作り出したSH松山

    多彩なスキルで攻撃のリズムを作り出したSH松山

    ――昨年の1位・2位に勝利していました。この1年で大きく変化したこと。


    フィジカルの強さ。基本的なプレーですね。基礎的なプレーについては習得がまだまだ発展途上ですが、完成しつつあります。後半の20分過ぎ、そこで思考力が低下しない(で正しい判断とプレーができる)。フィジカルとフィットネスの強化がつながっていると思います。

    近大 CTB福山竜斗キャプテン


    開幕戦で天理大に勝利しましたが、次の試合が本当の自分たちの実力が問われると話して、しっかりと練習に取り組み、準備ができていたので、準備期間から勝てる自信がありました。FWが苦しければBKが助ける。BKが苦しいときはFWが助ける。そういうことが出来た試合だったと思います。その表れが後半の2トライだと思います。

    ――接戦を勝ちきれた要因は


    同大と戦うにあたり、点の取り合いになると勝てないと思っていました。前半を1トライ10点に抑えることができたのが勝因だと思います。


    ――最後のトライシーン


    僕の中ではひとつあそこの得点はチームがもりあがる。けるときはあまり何も考えず。いい集中力で蹴ることができた。両WTBがハイパントに自信があり、そこが今年の強みなので、それが結果につながってよかった。



    近大 WTB植田和磨(POM)


    同志社のスピードあるアタックに春からつくってきたディフェンスで粘ることができた。キック合戦でもBKが優位に働いて、勝利することができてよかった。


    ――トライシーンについて


    ボールが出る少し前に上にあげることサインがでて、SO半田さんが蹴ってくれたんですが、少し奥目かなとおもったんですが、ボールに向かってジャンプをしたら、ドンピシャで気づいたらボールを取っていました。トライがとれてよかったです。


    ――天理大でもトライをとりました。


    いいところで、BKの先輩たちがボールをまわしてくれたり、今日のようにいいキックしてくれたり、いい先輩だなと思います。


    近大 PR紙森陽太バイスキャプテン




    ――スクラムで判定がうまくいかなった。実際にどんな感触だったか。


    感触的にうけてしまった。後半にスクラムでいいセットアップができて、見え方が悪くてそこは修正点かなと思いました。ヒットしたときに自分たちが低すぎて、2番が原因で崩れたという判断をされました。

    ――同志社のブレイクダウンについて


    自分たちも同志社がブレイクダウンにこだわっていたことは知っていた。天理戦で対応することができていたのでそこまで心配はしていなかった。

    同志社大学 伊藤紀章監督


    もう少しワイドにボールを動かしたかったが、FW中心の相手のゲームにあわせてしまって、ボールが動かなかった。相手の強みであるFWで前に出られたり、モールだったりでトライを取られてしまった。あとはうちのミスが多かった。


    ――後半風下でキック合戦をした点、スクラムに固執して、後半20分、なかなかボールを動かすことができなかった点について


    本来はもっとボールを動かすことでリズムをだしていくことが同志社のラグビーだと思うのですが、FW周辺のプレーが多くなってしまった。


    同志社大学 南光希キャプテン


    近大はFW、セットプレーが強いので、今日の試合はFW戦になるだろうと予想していました。セットプレーの場面で負けていたわけではなく、セットプレーの後にやりたいアタックを強いディフェンスにあってできなかった。やりたいプレーができなくて、完全に自分たちのペースにはならななかった。ボールをうまくつながらず、相手に奪われて終始、近大さんのペースになってしまった。


    ――後半風下でキック合戦をした点、スクラムに固執して、後半20分、なかなかボールを動かすことができなかった点について


    キックゲームについては、敵陣でプレーしたい。そこでボールを奪い返すのが自分たちのラグビーだった。相手のチェイスに対して、プレッシャーをかけられてしまった。

    後半のスクラムのところは、それまでラインアウトのミスがあったので、ラインアウトモールという選択肢より、優位に立っていたスクラムを選択しました。そこは一貫性があったと思います。



    ――近大は初戦で天理大に勝利したことで意識したことはあったか。


    近大さん、初戦天理さんに勝って、強いというのはわかっていた。それでもタイトなラグビーをして、我慢をして、春からやっていたブレイクダウンと走りきる自分たちのラグビーをすれば勝てると思っていた。


    ――ブレイクダウンの場面で実際に体をぶつけてみてどうだったか。


    ロールアウェイ取られり、アタックのところでシーリングをとられたり、ボール周辺の圧力は強かったと思います。

    MEMBER_同志社大学

  • 1 ⼭本敦輝
  • 2 ⻄濱悠太 後半 12分 OUT → IN 16 ⾕本卯楽
  • 3 李優河
  • 4 依藤隆史 後半 30分 OUT → IN 19 ⾺渡仁之祐
  • 5 南光希
  • 6 梁本旺義 後半 34分 OUT → IN 20 久保太陽
  • 7 ⼩島雅登
  • 8 ⽊原⾳弥
  • 9 ⽥村魁世
  • 10 嘉納⼀千
  • 11 和⽥悠⼀郎
  • 12 ⻄村海⾳
  • 13 岡野喬吾 後半 30分 OUT → IN 23 芦塚仁
  • 14 ⼤森広太郎
  • 15 ⼭⼝楓⽃
  • 16 ⾕本卯楽
  • 17 杉⼭左⾨
  • 18 ⽯井智⼰
  • 19 ⾺渡仁之祐
  • 20 久保太陽
  • 21 新和⽥錬
  • 22 倉岡治輝
  • 23 芦塚仁
  • MEMBER_近畿大学

  • 1 紙森陽太
  • 2 ⾦⼦隼
  • 3 稲場巧 後半 12分 OUT → IN 18 辻村翔平
  • 4 松永正喜
  • 5 甲斐登⽣
  • 6 松⽥翼
  • 7 宮本学武 後半 30分 OUT → IN 20 安居⼀輝
  • 8 古寺直希
  • 9 松⼭将輝
  • 10 半⽥裕⼰
  • 11 宮宗翔 後半 38分 OUT → IN 23 ⽯川泰匠
  • 12 福⼭⻯⽃
  • 13 中洲晴陽
  • 14 植⽥和磨
  • 15 河井優
  • 16 宮崎賢輝
  • 17 ⻑岡幸輝
  • 18 辻村翔平
  • 19 蔡唯志
  • 20 安居⼀輝
  • 21 福⼭太陽
  • 22 ⼩林建太
  • 23 ⽯川泰匠
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