筑波大学から3シーズンぶりに勝利した慶應義塾大学は、明治大学との全勝対決に挑むも、1トライも奪うことができず3-54で完敗を喫した。栗原徹監督は「しっかりディフェンスして、なんとか慶應のペースに持ち込みたいという思いで準備してきたが、明治がその遥か上をいかれた」と試合を振り返る。今野勇久主将は「一言で悔しい。プレーの精度でも、メンタルでも相手に乗られていた」と話した。
23日の早慶戦を前に、この敗戦をプラスの方向に変えていきたい慶應はもう一度チームの現在地をみつめ直し勝利するための道に歩みを始める。
栗原徹監督
強い明治大学に対してしっかりディフェンスで対応して、なんとか慶應のペースに持ち込みたいという思いで準備してきました。準備のところは選手のみんなも積極的に参加してくれていい準備をしたと思っていたが、明治にその遥か上をいかれたという印象。シーズンが続くので、下をむくのではなく修正できることを修正し次の試合に向かっていきたい。
――どのあたりから流れが悪くなった?
2つ目、3つ目のトライのところで簡単なタックルミスでトライとられたところ。ディフェンスで粘りながら相手のアタックが上手くいかないという(状況に持ち込んで)、焦りを誘うしかなかったと思うが簡単なタックルミスからラインブレイクされてトライ(取られる)というところは、序盤でしたが想定していないというか、そこをしっかり粘っていればもう少し前半ロースコアで抑えれば、後半、チャンスがあったかなと思います。