8月2日、3日に行われた「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025花園大会」はPEARLSが熊谷大会に続いて今シーズン2度目の優勝で幕を閉じた。今シーズンPEARLSに加入したサクラセブンズ・須田倫代は長いリハビリ期間を経て、第1戦から出場。試合を重ねるごとに強みのステップでチームを前進させる場面を作った。優勝の喜びの中、大会終了後に話を聞いた。
2025/08/05
文●編集部
PEARLS 須田倫代

須田倫代
予選とかは結構スムーズに勝てたんですけど、準決勝・決勝となると強い相手とあたって、結構タイトなゲームやったなと思います。(後半から出場する役割は?)後半からなんでいい流れだったら変えずに悪い流れで焦っている場合は冷静に、自分が一番ハードワークできるようにというのは心がけて準備しています。
――先発へのこだわりとかは?
まあ、試合、ラグビーが楽しいので。
――決勝ではリードされている状態から入って逆転のトライのきっかけも作りましたね。
冷静に対応できましたし、状況にも動じずに、自分が一番プレッシュな状態だったんで、こう流れを持ってこれたかなと思います。
――大学のときはなかなか優勝できかったですが、PEARLSでは大会で優勝できるようになってどんな感覚?
めっちゃ変な感じです(笑)。準決勝とかに立てるのが、自分的には今までない経験なので。強いチームは、それが当たり前になっていくじゃないですけど、これからも継続できたらなと思います。
――今日はお母さんの声援も聞こえました。VENUSの時は、花園では強いという印象がありますが、花園でプレーするのはやっぱり違いますか?
親も家族も来てくれるし、高校で一緒にラグビーしていた同期とか、いろんな人が本当に来てくれて応戦してくれるので頑張らないというふうになりました。

――札幌では一発勝負ですが、どういうふうに戦いたい?
やっぱり負けられない戦いなので、今までだと順位決定戦でどうにかすればというふうにあったんですけど、それができない大会なので本当に1戦1戦、自分たちのラグビーができたときは勝てるという感じなので、常にそういうのを目指していきたい。自分は、チームのトライやゲインに繋げられるようなアタックもディフェンスもそういうプレーをしていきたい。よりインパクトを与えるように頑張りたいです。
――今日はプレースキックも当たっていました。
自分でもびっくりしてます。今日は右から左がちょっと当たるなというのは何か思っていて、本当は左からの方が得意なんですけど、前回は左からが全然当たらなくて。今回全部右キックだったんですけど、まっすぐ蹴ったら意外と飛んでいきました。

――一発勝負だと重要になってきますね。
そうですね。気持ち的にも7点か9点差だと全然違うので。
――札幌ドームでは少し涼しい状況で試合ができます。どんなプレーをしていきたい?
今大会通じて、自分の得意なステップとか出せたり、出せなかったりがあったんで、結構い試合でどんどんチャレンジして、PEARLSのラグビーをしながら、自分の強みを出していけたらと思っています。