100回目の伝統の一戦「早明戦」。数々の伝説が生まれたこの舞台で、明治大の10番を背負うのは、萩井耀司(1年・桐蔭学園)だった。そしてWTBは白井瑛人(1年・桐蔭学園)、昨年の花園で日本一を経験した二人だ。3点及ばず、勝利することは出来なかったが、4万人の前に堂々としたプレーは今後の成長を予感させるものだった。試合終了後に彼らがコメントしたこととは。
対面の服部とは試合の中でもしゃべった―SO萩井耀司
前半の入りは、チームとしても個人としても良い入りができた。試合前まではめちゃくちゃ緊張していたが、入場のために整列した瞬間 スイッチ入って身体が楽になった。
――4年生の力
僕がミスしても4年生がカバーしてくれて、4年生が80分前に出てやってくれた。心強かった。ゲームメイクもやりやすかった
――上手く試合を運べた
前半、自分の思っているように運べた。ヘッドコーチから早くに交替すると言われていたので、それまでゲームコントロールできればと思っていた。前半負けて折り返したが、流れ的には良かったかな。
もうちょい敵陣に入ったら攻めるプランだが、太陽も早稲田側向いていたので、敵陣入ったらキックを使うというゲームプランを変えて遂行できた。服部に良いキックを蹴らさない、(矢崎)由高くんに良いキックを蹴らせないように蹴っていた。ダイレクトにキャッチさせたら良いキックが返ってくるのがわかっていたので、少しでもバウンドさせて、プレッシャーも行けるようにと意識していた。
――100回目の早明戦
最初緊張していたが、終わったら楽しかったな。4万人の観客で試合でいたことはすごくプラスに捉えていますし、これ以上の経験ができるかと考えたら、それはわからないので、このゲームの緊張感は次の試合でも活かせるかなと思います
――早稲田大のSO服部とは2年、3年、4年でも対戦するかもしれません。
今年も(大学選手権の決勝)またあると思うので、まず次の試合に向けて準備して、10番として勝ちに導けるように頑張っていきたい
――収穫と課題は
ずっと練習してきたキックからのチェイスは上手くいった。(課題は)アタックの部分でのボールをもらう前のもらい方でみんな前に出てきてしまった。またディフェンスの規律も、いつもより半身前に出ていた。
――早稲田大のSO服部とは2年、3年、4年でも対戦するかもしれません。
今年も(大学選手権の決勝)またあると思うので、まず次の試合に向けて準備して、10番として勝ちに導けるように頑張っていきたい
――収穫と課題は
ずっと練習してきたキックからのチェイスは上手くいった。(課題は)アタックの部分でのボールをもらう前のもらい方でみんな前に出てきてしまった。またディフェンスの規律も、いつもより半身前に出ていた。
――準備したことはある程度、出せた?
ある程度出せたが、あとは精度のところは練習のところでもっと詰めることができた。50点くらい、もうちょっとできました。
――何を意識して臨んだ
試合前日まで、どうやったら勝てるのか考えて、もう1回、早稲田がどうアタック、ディフェンスするか試合を見返して、良い準備をした。もっとプレーしたかった。
――明治大SO田村優、早稲田大SO山中亮平の2人は4年まで10番で対決した。
そうですね。やっぱり勝ちたいという思いがあります。
――服部と対面で対戦して改めてどうでしたか?
すごく楽しかったです! こんな大きな舞台で、プライベートでも仲良い(服部)亮太と対面で試合できたことは良かったですし、試合の中でもしゃべったことは楽しかった。(試合中は)良いキック蹴るね、次に何してくるのとか、お互いに話していた。
WTB白井瑛人
(国立の舞台にたてて)嬉しかったです。ただ結果的に負けちゃったので何とも言えないですけど、最後の最後はちょっと取り切れないところが今の明治の課題かなと思います。
今日はボールタッチを増やそうかなと思ってハードワークっていうテーマを挙げていたんですけど、ボールタッチも数回しかできなくて、多分走行距離も結構少ないと思います。
――ここまで対抗戦を戦ってきて
大学の強度とか、やっぱり慣れていかなきゃいけなかったので春は通用しなかったです。1年生で入ってきて、初めは高校の貯金で頑張ってたんですけど、対抗戦となると、大学での積み重ねが左右してくると思うので、積み重ねてきたものがここで通用するかというのを、今再確認できたかなと思います。
(フィジカル面では)早稲田さんも強かったですし帝京さんにも圧倒されたので、まだまだ1年なんでもっとやらなきゃなと思います。
――萩井耀司(1年)が先発でした。
ゲームコントロールの部分では、非常にいいSOなんで、桐蔭学園時代から12、10でやっている部分もあるので、阿吽の呼吸というか、耀司がやりそうなことというのは自分もわかっているので、自分からも提案したりとか良いコントロールしていたなと思います。
――今日はコーナーにハイパントが結構ありましたがそれはゲーム前から準備していた?
そうですね。結構ハイパントキャッチは得意なんで、今日は(矢崎)由高くんと競りたいなと思って、桐蔭時代から結構仲良かったんで。今日は1回競り合って、由高くんをノック音させたので、それはよかったかな(笑)。
――ボールタッチが少なかった要因は?
WTBはボールを待っているだけじゃ正直オプションが増えないので、SOの内に付いたり、FWを押し出す上でもBKのオプションは広げて言ったほうがいいのですが、今日はそこができてなかったと思います。
――4万の観客の前で試合をした感覚は?
なんか、秩父宮よりも観客との距離感が遠いんで、あんまり緊張しなかったんですけど、以外と多かったですね(笑)。ちょっとびっくりしました。
――次は選手権です。
自分もまだスタメンを全然確立できているわけじゃないんで、まずは部内競争で勝たなきゃいけないのでまずは練習からのアピールと、あとは怪我をしないというのを意識しながらやっていきたいです。