2月23日(祝)京都・宝ヶ池競技場で第77回近畿高等学校ラグビー大会第3代表決定戦が行われ、東海大大阪仰星(大阪府代表)が47-7で報徳学園(兵庫県代表)に快勝。3月末から行われる選抜大会では、近畿第3代表が仰星、第4代表が報徳学園として出場する。
また同日行われた決勝では、仰星に勝利して決勝進出を果たした大阪桐蔭が大会4連覇を果たした。近畿大会の最終結果は以下のとおり。
1位:大阪桐蔭
2位:京都工学院
3位:東海大大阪仰星
3位:京都工学院
5位:御所実業
5位:常翔学園
勝利した東海大大阪仰星・湯浅大智監督とUTBK前田航(2年)に今年の新チームの現在地、今大会を振り返って、さらに選抜に向けた意気込みを試合後に聞いた。
東海大大阪仰星 湯浅大智監督

湯浅大智監督
まだまだやっぱり高校生ですし、新チームが始まったばかりなので、一歩ずつかなと思います。今トレーナーとして入ってくれている林がいるんですけど、彼女がマネージャーの時、ここで優勝しているんですよね近畿大会。でもその後の選抜大会とサニックスもコロナでなくなったんですよ。
近畿で優勝しても、その次がなくなる。そんなことが起きることもある。どんなゲームでも一生に一回しかない、そういう思いで今日はやろうと話しをしたので、マインドの部分も成長したかなと思います。
――今年のチームについて
適当です(笑)。適当って、そういう意味ではなく、選手たちは去年、一昨年と1年ずつ経験して色んな人達を見てきて、いいところを吸収して成長しそうな、すごく伸びしろがあるなあと、何か秘めているいいものがあると思います。
欲張って、あれもこれもじゃなくて、しっかり決めたことができるかどうか。そういう意味で適当という部分につながると思うんです。一歩ずつ粘り強くやりたいですね。
k要はどちらかというとそういうところにフォーカスして、学校に泊まったんですけど、朝、体育館で確認したり、ちょうど定期試験前でフルコートで(練習)できるので、そこは活かそうということで、普段はできないような確認がたくさんできて、ティーチングとコーチンと両方をゆっくりやれたのが大きかったですね。

自陣から流れるような展開でゲイン



石原瑠聖の先制トライ
――モールからのトライが多かった
前半から意図的にモールからのスコアを言っていたので、大分意識できたかなと思います。どちらかというとランナータイプの選手がいるので、こっちとしてはボールも握りつつゲインメーターをどう取るかということを考えた時に、キックだけじゃないオプションで考えた時にモールというのが非常に有効な手段だということでそこを大事にしようかと。

義住竜輝の中央突破からトライ

――今年のチームは体が大きいしていますね
そうですね。それはやっぱり去年の3年生の体がしっかりしていたので、その人達とやり合うとなるとね必然的にそうなってくれていると思います。3年生が残してくれた残産だと思います。
――アタックの部分でも「取り急がない」。無理せずにサポートに入って確実に取り切るという場面が見られた
セカンド、サードの仕事の質ということと、ファーストのプレーヤーのスキル、ランとコンタクト、パス、選手たちは得意なプレーがそれぞれ違うので、ランが得意なプレーヤーであれば、そこへのサポート、コンタクトが得意であれば、そこに対するセカンド、サードのサポート方法、パスが得意なのであれば、ラインの「溜め」とか。選手同士お互いに意識して、シナジーというか、つながりの中でお互いを高め合うサポート方法は大事に舌方がいいよねというのはやってきていたので、良かったなと思います。
――選抜大会にむけて
今年のチームは、去年、一昨年残してくれた財産というのをかなり持ったままスタートできていますし、その財産を今年は使いながら春も戦っていっているので、彼らにとってはその財産を食い潰す形じゃなくて、それを投資して、もう一つ上に乗っかれるような今チーム作りができています。
選抜は選抜の強度というのがありますから、その中でどれだけそういうものを出していけるのかというのが課題かなと思います。結果もこだわりたいんですけど、やっぱり結局中身が伴っていないと勘違いするんで。「何となく勝った」「不思議な勝ち」はありますけど、「不思議な負け」はないんで。内容に伴った結果なのかどうかをちゃんと現状認識できるのかというところが大切かなと思います。
東海大大阪仰星 WTB/CTB 前田航

花園では15番、この試合では13番で出場した前田航

キッカーも務めた前田
――今日の試合は13番でした。普段は?
小出くんとかも戻ってくるんで、おそらく12番、11番でやるつもりです。(準決勝の)大阪桐蔭戦が終わった後の夜に湯浅先生から13番でいくといわれてそこから準備しました。
――今日のプレーは納得?
はい。しっかりディフェンスのところで全員で仕掛けて、ターンオーバーの場面もあったので良かったかなと思います。

――どんなチームにしていきたい?
春からしっかり優勝目指して、天辺とれるようにしていきたいです。(自分たちの代で日本一を目指すのは)やっぱり違いますね。先輩から受け継がれた文化で今年は勝っていきたいと思います。
――新チームのテーマとか?
漢字一文字で「想」(おもう)です。相手のことを想って、想像してプレーでも考えてという意味です。

裏スペースへキックで転がす場面も
――これから花園に向けてどんなラグビーを見せていきたい?
まずは一戦一戦しっかり目の前の相手に勝ちきっていきたいです。
――花園で敗れた桐蔭学園と選抜大会で戦ったら?
絶対勝ちます!

