早稲田が9年ぶりに帝京に勝利!全勝をキープ | ラグビージャパン365

早稲田が9年ぶりに帝京に勝利!全勝をキープ

2019/11/10

文●編集部


10日、関東大学対抗戦A、早稲田大学(4勝)対帝京大学(4勝)の一戦が行われた。会場は超満員で、20,094人の大観衆が訪れた。

ファーストスクラムは早稲田がペナルティーを獲得

ファーストスクラムは早稲田がペナルティーを獲得

前半は交互に得点を取り合う展開。3分、マイボールスクラムで早稲田がペナルティーを獲得。SH齋藤直人(4年)がPGを決め先制。7分、帝京がFB奥村翔(3年)のトライで逆転。

CTB長田智希のトライ

CTB長田智希のトライ

11分、早稲田FB河瀬諒介(2年)のビッグゲインからBKへ展開しCTB長田智希(2年)がトライを決め10-5。15分、帝京はCTB新井翼(4年)の代わりに一時的交代でピッチに入ったニコラス・マクカラン(3年)のゲインからチャンス。マクカランがスペースにキック。そのボールが追走していたWTB尾崎泰雅(3年)の手中に収まりそのままインゴールへ。帝京が10-10とする。

前半24分、古賀のトライ

前半24分、古賀のトライ

24分、早稲田はWTB古賀由教(3年)がタッチライン際の攻防で抜け、トライ。32分、帝京は、LO水谷健人(4年)がブレイクダウンでボールを奪い、敵陣22mのラインアウトのチャンス。このチャンスをしっかりいかし、WTB尾崎がトライ。

さらに尾崎は35分にも、早稲田WTB安部勇佑(3年)のパスをインターセプトし、ハットトリックを達成。帝京はさらに前半終了間際にPGを決め25-17とリードを広げて前半を終了。

細木(2年)がトライ

細木(2年)がトライ

後半、早稲田は強みの展開力でボールを積極的に動かす。帝京のプレッシャーにもしっかりとボールをキープし前進。すると後半3分、SO岸岡智樹(4年)がトライを決め24-25と1点差に迫る。互いに膠着状態が続き、60分過ぎからは帝京の時間帯。早稲田は自陣ゴール前に貼り付けの状態となる。帝京はFWにこだわり、フェイズを重ね、69分、PR細木康太郎(2年)がゴールポスト横にトライ。コンバージョンも決まり32-24と再びリードを広げた。

残り時間10分足らず、早稲田は75分、相手ペナルティーから敵陣ゴール前でのラインアウトのチャンス。ドライビングモールをおしきり、FL相良昌彦(1年)がトライ。齋藤のコンバージョンは決まらず29-32。

ロスタイムは4分。帝京は自陣のブレイクダウンで痛恨のペナルティー。早稲田は再び敵陣ゴール前のチャンス。じっくり攻撃するチャンスが残されている早稲田は、慌てることなくフェイズを重ねる。後半45分、SH齋藤がゴール前ラックを飛び越えグラウディング。劇的な逆転トライで80分の激闘が終了した。

34-32で早稲田大学が帝京大学に勝利し、5勝。次戦は23日、慶應義塾大学との「早慶戦」に挑む。一方敗れた帝京大学は4勝1敗。24日、昨年の覇者、明治大学に挑む。

早稲田大学 相良南海夫監督

満員の環境でプレーをしたということで、選手たちは大分、緊張していたかもしれません。2010年以来、9年ぶりに帝京に勝利できたということでとても嬉しい。選手たちは最後まで勝ち切ることを信じてやってくれたと思います。いろいろな問題ありますがいいゲームだったと思います。

--勝ちきれた要因


敵陣に行って、ボールを継続できたこと。チームの中で、フィールドの中でやるべきことを共有して全員が一緒の意識で戦えるようになってきた。敵陣にいればまだまだチャンスがあると思っていました。選手たちがそれをしっかりやってくれたことが要因だと思います。

早稲田 齋藤直人キャプテン

多くのお客さんの前でプレーできたことは光栄です。試合に関してははじめから厳しいものになると思っていましたが、自分たちのミスから、さらに苦しい展開にしてしまった。そこの部分は修正しなければならないですが、今日は勝ち切ることができてよかった。

--最後の逆転トライの場面を振り返ると


3点差で同点ということも頭には浮かんでいましたが、チーム内にはそういう話はありませんでした。トライだけを取りに行く気持ちでした。これまで、苦しい局面で(トライを)取り急ぐ場面がよくあったので、そういうときこそ「走り勝つ」ということをチーム全員に話していました。数多くのフェイズ重ねて、勝利につながりました。(トライは)自分が最後、グラウディングしたというだけで、あんまり覚えていないです。必死でした。 



--慶應義塾大学戦にむけて


2週間くらい空くので、自分たちのやるべきことをもう一度確認してから、相手を分析していきたい。


帝京大学 岩出雅之監督

帝京大もがんばりましたが、早稲田さんの執念が最後の逆転トライにつながった。チームの精神的なものを感じました。それ以上に我々も頑張ったが、最後は経験の浅さが、ゲームの最後をどう終わらせるのかといった部分だったかなと。そこをマネジメントできていれば。FWは4年生も少なく、経験値がない。この苦い経験を活かして今後取り返してほしい。あの時間帯でどう戦えばいいのか、キャプテンを含めいい経験になりました。

全体的には、もう少し得点をとることできたし、失点も防ぐことができた。最後の数プレー、ミスをなくし、チームとしてもっと集中力を高める必要がある。ただ、今シーズンの厳しい部分であった、FWは成長していきていると思います。

--この敗戦からどうチームを立て直す?


チームを立てている最中なので、立て直すという段階ではないです。キャプテンの 今シーズンFWが経験不足。厳しいところを経験していない。そこが出てしまった。こういうゲームを立ち向かっていく。一年間通してやっていかなければならない。

昨日のミーティングで、選手たちが話している内容がやっといい状態になってきたと感じました。敗戦はそこまで大きなこととは思っていない。連覇のできた要素、先輩たちの「汗・悔しさ」をまだこの選手たちは感じていないのでこういう状態かと思います。この敗戦が前にすすめる原点になるかなと思います。

帝京大学 本郷泰司キャプテン

今日の試合は、「タックルをやり続けよう」という意思を持って望みました。前半の前半では、いいシーンがあったと思います。その中でもイージーなーミスがありました。後半は、ミスやペナルティーが多く、そこに漬けこまれてしまった。最後の場面は、早稲田の展開力ある攻撃に我慢しつづけようと話していましたが、それができなかった。この苦い経験をどう活かすか。今後の練習にいかして次の明治大戦むけて行きたい。

--今日の試合ではFWがいいパフォーマンスをしていました


タックルでも前にでてくれたので、BKもディフェンスもやりやすかった。後半、大事な部分でもスクラム押してくれた。どんどん頼りがいのあるFWになってきてくれたと感じています。

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