明治が全勝優勝!集中力切らさず25年ぶりの全勝対決を制す | ラグビージャパン365

明治が全勝優勝!集中力切らさず25年ぶりの全勝対決を制す

2019/12/01

文●編集部


1日、関東大学対抗戦、明治大学と早稲田大学の一戦「早明戦(第95回)」が秩父宮ラグビー場で行われ、25年ぶりの全勝対決ということで注目が高まり22,987人の超満員。前売りチケットが完売、当日券も販売なしということで試合前から熱気であふれた。

TIMELINE

前半16分 明治 TRY 7-0
明治が敵陣でのマイホームスクラムでペナルティを獲得。ゴール前ラインアウトをキープするとFWでフェイズを重ね、LO箸本龍雅がトライ。SO山沢京平のキック成功。

 

 

前半24分 早稲田 TRY 7-7
敵陣ゴール前のマイボールスクラムから9番、10番のサインプレーでSO岸岡智樹がインゴールへ、そのままトライ。SH齋藤直人のキック成功。

前半30分 明治 PG 10-7
早稲田が自陣でラインオフサイド。SO山沢京平のキック成功。

前半31分 明治 自陣10mでHO武井日向がブレイクダウンでボールに絡みPK獲得。早稲田に攻撃させない。

早稲田CTB 中西亮太朗

早稲田CTB 中西亮太朗

 

ラインアウトからショートサイドを走る武井に対し、早稲田NO8丸尾崇真が止める

ラインアウトからショートサイドを走る武井に対し、早稲田NO8丸尾崇真が止める

前半35分 明治 敵陣で19フェイズにわたりアタックを継続するも、ノックオンで攻めきれず。

ラックの横から入ったということで早稲田がオフサイドのペナルティー

ラックの横から入ったということで早稲田がオフサイドのペナルティー

前半37分 早稲田 オフサイド 明治はショットではなくトライを狙う。敵陣ゴール前からのラインアウト。箸本がキャッチしモールで押し込む。FWでフェイズを重ねるもトライならず。

早稲田の低いタックルにボールを落としノックオン

早稲田の低いタックルにボールを落としノックオン

 

ハイパントを山﨑が早稲田SO岸岡と争いキャッチ!

ハイパントを山﨑が早稲田SO岸岡と争いキャッチ!

後半2分 明治 TRY 17-7
敵陣10m付近のハイパントをWTB山﨑洋之がキャッチ。CTB的場大輔がゲインし22m付近までボールをキャリー。さらに箸本がパワフルなランで22m内側まで前進。SH飯沼蓮がクイックボールで展開。10番から13番森勇登へのクロス。今度は逆サイドへ展開。HO武井が相手のタックルを物ともせずトライ。

明治LO箸本龍雅がパワフルなランで一気に22m内側へ切れ込む

明治LO箸本龍雅がパワフルなランで一気に22m内側へ切れ込む

 

武井はゴール前で1対1の状況でも相手を吹き飛ばしそのままインゴールへ。

武井はゴール前で1対1の状況でも相手を吹き飛ばしそのままインゴールへ。

 

 

 

「相手のメンタルを崩すことができた」(明治・武井主将)このトライが早稲田を追い詰めた

「相手のメンタルを崩すことができた」(明治・武井主将)このトライが早稲田を追い詰めた

後半8分 明治 TRY 24-7
敵陣10m先で相手ボールスクラムを明治が押し込むペナルティを獲得。ゴール前ラインアウトをしっかりキープし、ドライビングモールで一気にインゴールへ。HO武井がトライ。

相手のキックからSO山沢がカウンターを仕掛けディフェンスを崩す。

相手のキックからSO山沢がカウンターを仕掛けディフェンスを崩す。

後半10分 明治は、モールパイルアウトでマイボールスクラム


後半17分 早稲田はディフェンスラインが戻りきれずオフサイド。さらにモールでもオフサイド。疲れの見えた早稲田はディシプリンが乱れる。

試合を決めた安のトライ。しっかり武井が後ろからサポート。

試合を決めた安のトライ。しっかり武井が後ろからサポート。

後半20分 明治 TRY 31-7
明治は再びラインアウトからのドライビングモール。モールが崩れ、武井がゴール前までボールをキャリー。ゴール前のラック。PR1安をボールキャリーにして武井が後ろからサポート。早稲田ディフェンスを押し切って安がそのままトライ。山沢のゴールも成功。

後半29分 明治 自陣でペナルティ。早稲田がラインアウトのチャンス。


後半32分 早稲田 ゴール前まで攻めこむも、明治FL石井洋介に絡まれノットリリース。明治が集中力切らさず守りきる。

後半39分 早稲田 敵陣ゴール前でのラインアウトをインターセプトされチャンスを逸する。


後半41分 明治は再び自陣10m付近の早稲田のラインアウトが乱れ、マイボールをとすると果敢に攻撃を継続。

後半のロスタイム、明治は果敢に攻撃を継続し、山村がトライ。

後半のロスタイム、明治は果敢に攻撃を継続し、山村がトライ。

後半44分、自陣から攻撃を続けた明治。9フェイズ目、CTB児玉樹(2年)のロングパスがWTB山村和也へ通ると山村は裏スペースへボールを転がす。早稲田FB河瀬がカバーに入るも山村が外側から河瀬を交わしインゴールのぼーるをグラウディングしトライ。

吠える山村

吠える山村

 

当たり前のことを当たり前にできたことがこのような結果につながった。|明治大 田中澄憲監督

25年ぶりの全勝対決ということで最高の舞台が整った。その中で今日は我慢比べになると話をしていた。その我慢比べに前半耐えて、後半こういうスコアにつながった。特にFW、BK関係なく15人全員が粘り強くディフェンス、アタックしたり、当たり前のことを当たり前にできたことがこのような結果につながった。

――箸本選手、武井選手の評価を


MOMなんでいいと思います。箸本は。彼は自分の成長に貪欲な選手で体つきも変わってきた。自分の成長を感じながらラグビーをやっている。これから伸びていく選手。

武井はこのチームのスタイル、そのままじゃないか。リアクションの部分やタックルしてすぐ起きる。昔の明治だと(トライを)あと1本2本とられてもおかしくないかと思っていた。それを最後まで、集中力を切らさず、武井が先頭になってプレーしてくれているので、それがみんなにいい影響を与えてこういうチームになっている。

――前半のキッキングの部分と後半に向けてハーフタイムでどんな指示を


入りとしてはいいものではなかった。ハイパントあげられた時に誰がとるのか明確になっていなくて、そこでミスが起こっていました。(FB)雲山が非常に緊張していて(笑)。

そこのコミュニケーションがうまくとれていなかった。徐々にハイパントの精度も落ちてきたので、カウンターができる種類のキックになってきたのかなと。そこからカウンターをしかけて自分たちのリズムになってきた。後半は、誰がとるのかを明確にして、入りの10分でのペナルティーをマネジメントしようとその2点だけ指示しました。

――選手権に向けて成長させたいこと


メンバーかえてからスクラム押せていなかった。成長させる部分としては、リザーブメンバーのスクラム、ラインアウト。23人で戦えるようなチームにしていきたい。

15人が役割を果たしたことがこの勝利につながった|明治大学 武井日向キャプテン

25年ぶりの全勝対決ということと、伝統の一戦ということでチームとして楽しみにしていました。そのプレッシャーに負けずに戦えたのはチームの成長を感じました。15人が役割を果たしたことがこの勝利につながったと思います。



――プレッシャーに負けないとは


プレッシャーの部分は慶應戦、帝京戦のようなビッグゲームで、いつもどおりのプレーができる。昨年の明治でもできなかった部分ですし、優勝した経験が根付いてきたと思います。ディフェンスは役割を果たす。15人が いつもどおりの、タックルをしたらすぐに立ち上がってセットする。そういう準備ができたことでこういう結果につながった。

――早稲田トライを取られた相手のキックに対してキックを蹴り返していた。途中からカウンターに切り替えたのは何か指示があった。


特に指示はない。いけると思えばいく。そういう一人ひとりの判断もいつもの練習でやっているので。(SH・飯沼)蓮と(SO・山沢)京平が判断して、ああいうかたちでアタックできた。そういうプレーに対するリアクションは一週間練習してきたことなので、パニックにならず一つひとつのプレーでリアクションできていた。

――前半、攻めていたけどスコアとしては僅差で終えたことについて


前半確実に厳しい展開わかっていました。その中で自分たちゲインラインを切れているのは、フィジカルが通用していると感じていたので、そこはポジティブに感じていました。後半、相手が疲れてきたところで自分たちのフィジカルが活かされてきのでそこまでネガティブな感じではなかったです。

――リアクションやリロードを早くプレーするためにどんな練習をしているのか


こういう大舞台でも、いつもやっていることが大事。特にリアクションについては意識してやっていましたし、僕自身、どんな練習であっても、すぐにおきあがることを常にかんがえていましたし。そういうことが試合に結びついたかなと思います。

――大学選手権に向けて


今日の試合は通過点。まだまだ目標は達成していない。連覇というよりは今年のチームで日本一をとること。進化を体現したい。大学選手権がはじまるまであと3週間。準備というよりも、現状に満足することなくもっと成長していきたい。この3週間の過ごし方も含めしっかりやっていきたい。一本のペナルティー、ミスが大学選手権ではキーになっていくので、隙のないよう突き詰めていきたい。

STATS 明治大学

1 安昌豪 60'TRY 70'OUT
2 武井日向 48'TRY 70'OUT
3 笹川大五 70'OUT
4 片倉康瑛
5 箸本龍雅 17'TRY 73'OUT
6 石井洋介
7 繁松哲大 79'OUT
8 坂和樹
9 飯沼蓮 77'OUT
10 山沢京平 18'44'49'61'G 30'PG 77'OUT
11 山﨑洋之
12 射場大輔 60'OUT
13 森勇登
14 山村知也 84'TRY
15 雲山弘貴
16 松岡賢太 70'IN
17 山本耕生 70'IN
18 大賀宗志 70'IN
19 髙橋広大 73'IN
20 柴大河 79'IN
21 丸尾祐資 77'IN
22 児玉樹 60'IN
23 石川貴大 77'IN

後半、アンストラクチャの中で、こちらも気持ちをリセットする時間がなかった。|早稲田大学 相良南海雄監督

満員の観客中 全勝同士 早明戦ができたことを嬉しく思います。試合について 自分たちがやってきたことをどこまでだせるかということでしたが、明治の方が上手だったということがこの展開になったのかなと思います。


ーー明治のどのあたりでプレッシャーをうけて後半の失点につながった


きるところをしっかりきっておけばよかった。 相手にボールを渡すにしても一度自分たちがリセットした状態でディフェンスをスタートしたかった。後半、アンストラクチャの中で、こちらも気持ちをリセットする時間がなかった。そういうところに「あや」があったかなと思います。

前半早々のチャンス、早稲田はマイボールスクラムをスチールされチャンスを逸した。

前半早々のチャンス、早稲田はマイボールスクラムをスチールされチャンスを逸した。

ーーセットプレーについて


スクラムについてはある程度がんばれたと思います、春先にくらべれば成長がみえた。ラインアウトは明治には高いプレーヤーがいて、ラインアウトは我々も自信あったんですが、すごく(相手に)ハマっちゃったという感じですね。これからラインアウト修正したり反省しなければならない。できれば相手にプレッシャーをかけたかった。

ーー選手権に向けてどんな点を修正したいか


今日の結果をうけて ポジティブに捉えると、自分たちの立ち位置がわかった。ディフェンスで我慢できることもわかっていたけど、今日MOMの箸本くんとか武井くんに食い込まれて、裏をとられてあそこでゲインとられている。1対1のタックルだったり。セットのところはある程度戦える手応えありましたが、これでは明治に勝てない。今日選手たちの方が僕らより一番どこに差があるかを感じたと思いますので、勝つために何をしなければならないかを話して12月21日を迎えたい。

ーー故障者について


次の試合では間に合うと思います。他の選手との競争だと思います。その(メンバーの)土俵には乗ってくると思います。

エリア取りの部分でうまくいかなかった。選手権ではすべての精度をあげないと|早稲田大学・齋藤直人キャプテン

これまで経験したことのないほど、多くの方の前で試合ができたことを嬉しく思います。試合にかんしては 自分たhしのミスから 明治の強力な FWに食い込まれて 自陣に釘付けになってしまった SHとしてはエリア取りの部分、修正できなかった。


――フェイズ重ねても有効なチャンスがつくることができなかったのは


あまりこの試合アタックした覚えがこの試合ない。アタックした時間は前半の初めのほう、前に出れない時間 コーナーへキック、エリアとっていこうという話をしていたけどそこがうまくいかなかった。試合前はお互い 我慢の試合だとはわかっていたのですが。もうすこしワイドにふればチャンスができたのかなと思います。FW陣は特に圧力を受けていた。裏のスペースを試合を通してねらっていたけど、後半ああいう流れ試合展開にもなってしまった。後半は特にエリアがとれなかった。

ーーディフェンスについて


明治の選手はワイドにボールをキャリーしてくるという戦前の分析があったので、外側に立ってそれを阻止しようとしていたんですが、少しずつのゲインでセットするスピードが遅れ、自分たちがやりたかったディフェンスができなくなって、悪い連鎖で外にスペースが生まれてしまったり、規律が守れずに自陣に食い込まれて失点につながってしまった。


ーー試合前では笑顔も見られたが。どんな心境で早明戦を迎えた?


25年ぶりの全勝対決ということで、試合前監督からも言われたですが、楽しまない以外ないだろう。楽しめることができるのは早稲田を代表した23名だけだ。自分たちがやってきたことに自信もありましたし、全力で楽しもうと思っていました。

ーー明治とは(選手権で)もう一度やるかもしれません。


最後(決勝で)やりたい気持ちはあります。それまでにまだ2試合あります。まずは21日、1月2日をしっかり戦ってからまた準備したい。


ーー明治に勝利するためには。


すべての(プレーの)精度をあげるしかない。昨シーズン、1月2日に明治に負けたときもすべての精度で明治に上回れていたと感じました。一ヶ月弱しかないですが、やるしかない。すべてのプレーの精度にこだわっていきたい。


STATS 早稲田大学

1 横山太一 49'OUT
2 森島大智
3 小林賢太 76'OUT
4 三浦駿平
5 下川甲嗣
6 大崎哲徳 61'OUT
7 幸重天
8 丸尾崇真
9 齋藤直人 25'G
10 岸岡智樹 24'TRY
11 古賀由教 80'OUT
12 中西亮太朗 73'OUT
13 長田智希 73'OUT
14 桑山淳生
15 河瀬諒介
16 宮武海人
17 久保優 49'IN
18 阿部対我 76'IN
19 中山匠
20 柴田徹 61'IN
21 河村謙尚 80'IN
22 吉村紘 73'IN
23 梅津友喜 73'IN

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ