明治6トライで帝京に完勝-全勝で「早明戦」へ。 | ラグビージャパン365

明治6トライで帝京に完勝-全勝で「早明戦」へ。

2019/11/24

文●編集部


24日、秩父宮ラグビー場では関東大学対抗戦、明治大学対帝京大学の一戦が行われ、前半から明治がプレーの質で帝京を圧倒。セットプレーでも優位にたち前半だけで4トライを奪い大きくリード。帝京は後半の初め、モールで1トライを返すもアタックのスタイルが明確にならないまま時間が過ぎ、明治が後半も2トライを決め40点。40-17で明治が勝利し、今シーズンの2位以上が決定し大学選手権出場を決めた。帝京は早稲田戦に続き連敗。3位が確定しこちらも選手権出場が決まった。

TIMELINE

前半3分 明治 TRY 7-0
敵陣22m手前のラックから、9番、10番、そして7番がデコイランでディフェンスをひきつけFB雲山弘貴(2年)へ。そのまま雲山はスペースを抜けトライ。SO山沢京平(3年)のゴールも成功。

雲山の先制トライ

雲山の先制トライ

 

 

SO押川敦治のPG

SO押川敦治のPG

前半14分 帝京 PG 7-3
SO押川敦治(2年)のPGが成功

前半20分 明治 TRY 14-3
帝京SO押川が自陣深くに蹴り込まれたボールをキック蹴りかえすもタッチを割ることなく明治がアタック。山村が自陣10m付近からアタック、サイドにサポートしていた武井にパスを通すと、武井はパスダミーを入れ、さらに帝京キャプテンFL本郷をハンドオフ。ゴール前で相手BKをステップで交わしそのままトライ。

 

前半33分 明治 PG失敗 14-3
セットプレーで優位にたつ明治は敵陣22m手前のマイボールスクラムでペナルティーのアドバンテージ。山沢がPGを狙うも失敗。

NO8坂がゴールライン手前までボールを運び山村のトライにつなげた。

NO8坂がゴールライン手前までボールを運び山村のトライにつなげた。

前半36分 明治 TRY 19-3
敵陣22m手前のマイボールスクラムからWTB山﨑、SO山沢のゲインでゴール前までボールを運ぶ。さらにNO8坂和樹(4年)がピックアンドゴーでゴール手前までゲイン。SH飯沼蓮(2年)が、山沢のコールを聞いて左サイドへ展開。3対2の優位な状況で山沢がスペースが大きくあいたディフェンスラインの間をグラバーキック。反応したWTB山村和也(4年)がボールをグラウディング。山沢のキックは失敗。

箸本のトライ

箸本のトライ

前半40分 明治 TRY 26-3
ゴール前ラインアウトからモールで押し込む明治。一気にゴール手前に前進。ラックのボールをLO箸本龍雅(3年)がピック。自身でそのままインゴールへボールを運びトライ。山沢のコンバージョンも成功。

後半3分 帝京 TRY 26-10
相手ペナルティーからラインアウト、ドライビングモールを押し込みHO李承爀(3年)がトライ。押川のキックも成功。

後半19分 明治 23IN 14OUT
     帝京 17IN 1OUT


後半20分 帝京 21IN 9OUT


後半22分 明治 TRY 33-10
ゴール前のラックから、PR安昌豪(4年)がトライ。山沢のキックも成功。

後半24分 帝京 22IN 10OUT
     帝京 16IN 2OUT

後半29分 明治 22IN 10OUT

後半30分 帝京 23IN 12OUT

後半33分 明治 17IN 1OUT
     明治 16IN 2OUT
     明治 19IN 7OUT

後半34分 明治 TRY 40-10
ゴール前のラインアウトからドライビングモールからLO箸本がトライ。CTB森勇登(3年)のキックも成功。


後半35分 明治 18IN 3OUT
     明治 21IN 9OUT


後半37分 帝京 TRY 40-17
相手ボールをインターセプトしたFB奥村翔(3年)がトライ。SO北村将大(3年)のキックも成功。

後半43分 帝京 19IN 4OUT

勝利した明治は盤石の展開で全勝をキープし、最終戦、同じく全勝の早稲田との「早明戦」に臨む。一方、敗れた帝京の最終戦は、慶應義塾大学。大学選手権では、関西王者・天理大学のブロックに入る。選手権にむけて今日の試合をうけ、勝利で終えていい形で迎えたい。

「次週は早明戦。ふさわしいプレーをする」明治大学 田中澄憲監督

FB雲山

FB雲山

勝つことは嬉しいです。FWがキーになると思っていましたが、FW陣が頑張ってくれたことが勝利につながったと思います。 明治に来て3年目ですが、帝京相手にこういう試合ができるとは、想像していなかった。あらためて、目的をもって、やるべきことやれば、しっかり結果がでるということが分かった。私自身も学生も自信につながる試合だった。


――トライを決めた箸本龍雅、雲山弘貴選手の評価を


箸本 自分自身に対して成長意欲の高い選手、体のことから、どうすればいいプレーできるかを常に考えている。特に今シーズンはその意識が高く、そうした姿勢がパフォーマンスに反映されている。

雲山 去年の早明戦でいきなり初先発をして、苦い経験している。そういう経験をいかして二度としたくないという思いもあり、元々いいポテンシャルがある選手でしたが、そういう意識があって今のパフォーマンスにつながっている。

――今後強化していきたい部分


武井も言いましたが、プレーのディテールの部分。個人の判断のところ。今日もWTB山﨑洋之が2度ボールをキャリーして外にでてしまいました。また児玉樹が裏へキックしようとして相手にボールを取られトライになってしまいました。ああいう部分は、ファイナルでは命取りになる。個人も、チームとしても判断の部分を高めていきたい。

――来週の早明戦は全勝対決です。


(全勝対決というのは)すごく久しぶりですね。わくわくする部分があります。選手もそうでしょう。今年、早稲田のパフォーマンスは充実していますし、去年も負けているし、その場に立てる喜びを感じながら、ふさわしいプレーしたい。


「プレーのディテールにこだわる」明治大・武井日向キャプテン

準備したことをやりきったことは自信になります。ですが、後半の入りなどは課題があります。今日のこと忘れて、早稲田戦にむけて準備していきたい。

――トライのシーンについて


トライは意識していなかったです。前が空いたので、前に出ようという思いでした。外にも選手がいましたが、ディフェンスが外に被り気味だったので、前のスペースを付いていきました。


――今後チームをどのように強化していきたいか


いい部分はあると思いますが、セットプレー、スクラムなどまだまだ追求出来る部分がある。あとはリアクション。ミスボールを相手に譲ってしまって相手の流れになってしまったところがあった。ディテールの部分を突き詰めていきたい。


――帝京のディフェンス


フィジカルの部分では、僕らも自信にもっている。ちょっとでも前に出たり、ブレイクダウンで少しでも前に出るといった、一人ひとりのフィジカル勝負がよかった。そういうことを続けることで、帝京ディフェンスが崩れたときにいいアタックができた

――早稲田戦にむけて


早稲田にチャレンジしたい。自分たちはチャンピオンではないので。チャンピオンは昨年のチームなので。

「帝京も勝てない時代がありましたから…」帝京大学・岩出雅之監督

現時点での帝京大学と明治大学の実力差で現実のスコアだと思います。いろいろな「アヤ」がありますが、まだまだ力がなくて明治が素晴らしかった。学生は今日の試合から、いろいろな財産を得た。この試合の総括をして次につなげたい。

――本郷泰司キャプテンをFLに起用したことについて


プラス、マイナスあることはしっていました。特別あたためていた策でもないです。私の勝手な判断です。2、3年前に吉田杏(現:トヨタ自動車)をWTBに起用したこともありました。(本郷が)できなかったら、かえようと思っていました。本郷は、今シーズンケガでチームに合流していない時間が多かった。他のメンバーに対して、本郷のマインドセット、本郷らしさを浸透させるにはいいポジションだと思いました。

今年、FWは全員メンバーチェンジしました。激しさはでているけど、まだ隙だらけです。ちょっとした柔軟性のなさや、ミスではないのをミスにする。まだFW、自分たちに自信持てていない。そんな状況で、力強く、勇気づけるのは本郷だろうと思いました。今日は、私の独断ですが、合格点だと思います。周りの選手も本郷に文句言っていなかったと思います。当然、スクラムの押しでは足りない部分もあったかと思います。

今年、FWは全員メンバーチェンジしました。激しさはでているけど、まだ隙だらけです。ちょっとした柔軟性のなさや、ミスではないのをミスにする。まだFW、自分たちに自信持てていない。そんな状況で、力強く、勇気づけるのは本郷だろうと思いました。今日は、私の独断ですが、合格点だと思います。周りの選手も本郷に文句言っていなかったと思います。当然、スクラムの押しでは足りない部分もあったかと思います。

厳しいことを言うと、今日だめだったら、本郷に引導を渡そうと思っていました。今シーズンBKに戻ることはないでしょう。ただ、彼に期待できる部分はFLに詰まっていると思います。そういう意味で思った以上に良かった。

明治大学の分析をしていて、スペースを作らないためには本郷が必要だと思いました。あとはセットプレーだけ噛み合わなかった。それは経験していないから。これからの一ヶ月の間、選手権に向けて他の選手も経験した厳しい試合のスタンダードをプレーすることで成長してくれると思っています。

――今日出場しなかった選手について


尾崎を含め、3,4人いたと思いますが、みんなケガです。尾崎はWTBもCTBもボールを持っていく力があるので面白い。他は横一線です。春から見て、外国人選手は頼りなくて、今までの外国人選手に比べると今シーズンは堅実な選手を起用し、彼らのチャンスに与えなかったのも自分でした。(今日出場した)両外国人もいい意味で覚醒していくと思います。

――ロッカールームのミーティングは?


学生には勇気をもってやってほしい。正直、今年は自分の育て方間違ったかなと思っています。今の4年生は昨年も活躍していなかった。自分の指導、下級生の甘さを感じていました。簡単に勝てないなと感じています。現実を直視しています。ここまで1年間、半分以上甘くやっている。今日の質を見ても、練習と同じようなミスをしています。ただ、強がりではないのですが、やっときたなと思います。負けてチームとしての成長につながる兆しが見えてきたなと感じています。本郷のチームで勝ちたいな、僕自身もそう感じるようになりました。

今日の現実的な、リアルなところをしっかり見つめて彼らの脳裏にもチームのすべてに活かしてほしいなという話をしました。彼らからの感触もよかった。ロッカールームだけでなく、ここからしっかり積み上げていきたい。明治からいただいた「本気」を活かしていきたい。

帝京も勝てない時代がありましたから。これからの頑張りを見せたい。

 

「FLは自分のプレーを活かせるポジション」

今日の試合はディフェンスがキーになると思い、タックルにフォーカスして試合に臨んだ。タックルを受けることなく前にでることはできたと思います。ただ、、タックルミスや相手の力強いところにいけていなかった。うまくいかないところが何回かつながって失点してしまった。

セットプレーで優位に立たれてしまった。この負けをネガティブではなくポジティブにとらえて次にいかしたい。チーム一丸となってこれからも頑張りたい。

――FL、やってみて


最初話を受けた時はびっくりしました。ただ、自分のプレーを活かせるポジションではないかと思いました。リーダーとしてFWとして一番近いところでプレーできるので、ポジティブに捉えました。今日は、セットプレーのところで大分迷惑をかけたと思います。自分自身、チームとそこを強化していけたらと思います。

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