12月25日、「第59回全国大学ラグビー選手権大会」準々決勝、ヨドコウ桜スタジアムでは、筑波大学(関東対抗戦5位)と東海大学(関東リーグ戦1位)の一戦が行われ、20-17で筑波大学が勝利し、2014年、元日本代表の福岡堅樹や橋本大吾、山本浩輝(ブレイブルーパス東京)、木村貴大(東京サンゴリアス)らを擁し、準優勝を果たした以来の準決勝進出を果たした。
強風が吹くヨドコウ桜スタジアム。風上の筑波は、SO楢本幹志朗の精度高いキックや、強力なBK陣の積極的な仕掛けから東海大陣内に攻め込んだ。前半13分、敵陣ゴール前でペナルティーを獲得すると、SH白栄拓也が判断よくクイックリスタート。そのままゴールへ持ち込みトライ。
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前半13分白栄拓也のトライで筑波が先制
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その後も何度も攻め込むも、強力なFWだけでなく、今シーズンはディフェンスにも時間をかけて仕上げてきた東海大のディフェンスを破り切ることができず前半は7-0で折り返す。
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後半開始早々このプレーでナサミラにシンビンが出され10分間の一時的停止となった
後半1分、ハイボールの争奪戦で東海大FLレキマ・ナサミラにシンビンが適用され東海大が一人少ない状況となる。筑波としては数的優位を活かしたかったが、風下ということもあり、東海大SO武藤ゆらぎのエリア取りが冴え、自陣に釘付けになってしまう。
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後半8分、PR井上優士のトライで東海大が同点に
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後半21分照屋林治郎にトライを許すも最後までしっかりタックルに入ってエッジでトライをさせた
8分、21分と連続トライを決められ7-12と逆転された筑波は、26分、FB高田賢臣のPGで10-12として後半残り10分を迎える。