1年間積み上げてきたことをぶつけた―明治大・福田健太キャプテン | ラグビージャパン365

1年間積み上げてきたことをぶつけた―明治大・福田健太キャプテン

2019/01/13

文●編集部


22年ぶりの大学日本一となった明治大学。福田健太キャプテンは昨年の経験から「本気で日本一を目指さなければならない集団だ」と思ったという。今シーズン春から勝利を積み重ねてきたが、対抗戦では早稲田、慶應に敗れ4位。すべての経験はチームが強くなるために必要なものだった。

「決勝戦に至るまでの道のりは決して楽なものではなかった」

本当に明治に高校のとき選んだのは、帝京を破って日本一になると決めて明治に入りました。昨年は決勝まで行けたが、1点差で帝京に敗れてしまった。その悔しさは1年間、残ったままプレーしました。

帝京との決勝戦、福田は先発出場。これまではイメージできなかった「日本一」という目標がより現実的なものになった


今日の決勝戦に至るまで、道のりというのは決して楽ではなかった。対抗戦では慶應、早稲田にいい課題を教えていただき、そこであの負けがあったからチームがレベルアップできた。

大学選手権はトーナメントで、チームとして成長し続けているなとキャプテンとしても感じた。決勝は天理ということで、春、夏、両方負けていた。気持ちの余裕はまったくなかったです。1年間積み上げてきたことをぶつけて、日本一になれて嬉しく思います。これだけ応援してもらうチームでプレーできて誇りに思います。

早稲田に負けた経験、決勝ではストラクチャーを意識しすぎず、コミュニケーションをしてベストな選択ができた。

早明戦、試合後「ただボール動かしてからトライとれたので、もうすこし早いうちからボールを動かせばよかった。」と敗戦を振り返った。


――アタック、ディフェンスでどう分析して、どのように選手たちが体現しましたか?


スタッフが入念の準備してくれていましたが、あくまでもストラクチャーは攻撃の一つとしてオプションとしてプレーしていました。それは、対抗戦の早稲田戦でストラクチャー、型にこだわりすぎてしまって早稲田のプレッシャーやスペースを考えず、早稲田のディフェンスにはまってしまい、明治のアタック力を生かし切れず負けてしまったからです。

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