14日、ラグビー日本代表、エディージョーンズHCは先日発表された合宿参加メンバーのセレクションについてオンラインで会見を行った。昨年はフィジーに敗れ準優勝となった日本代表は、カナダ代表戦を皮切りに優勝を狙いに行く。エディー・ジョーンズHCが掲げる、超速ラグビーの進化、空中戦での強化、何よりも勝てるラグビーの構築が重要なテーマとなる。今回の合宿では、キックを使った戦術の再構築、FWとBKを分けて合宿を行いもう一度土台づくりをする点、さらに次世代リーダーの育成など様々な取り組みが施されている。そうした意図についてエディーHCが取材陣の質問に応じた。
ラグビー日本代表 エディー・ジョーンズHC
今回のPNCは、本当に日本代表にとって素晴らしい大会になるので楽しみにしています。カナダ代表、アメリカ代表と対戦があって、その後、準決勝、決勝と勝ち進んでいくことが我々の目標です。昨年は2位で終えたのですが、さらに上位で終えたいと思います。
今回、発表されたスコッドは強いスコッドだと思います。11人がケガや個人的な理由で不参加になりましたが、手応えを感じているメンバーだし、誇らしいプレーをしてくれると思います。
PNCで自分たちのラグビーを発展させていきたい。超速ラグビーのアイデンティティーは確立できたと思うが、さらに発展させて、勝てるようなラグビーを構築することがPNCの目標となります。
――6月、7月 フルで参加したが今回、FLリーチ、トゥポウ、WTBヴァイレア、植田といったメンバーから外れた選手がいます。
今回選ばれていない選手に関して発言するつもりはないが、リーチは個人的な都合で参加しないことになったが、11月のツアーには参加可能になることを祈っています。
我々は、今回入っている選手は、この5週間で、フィットネスを上げた選手が入っています。ウェールズシリーズでもある一定のレベルまで挙げたが、まだまだ足らなかった。入らなかった選手はなぜ、入らなかったか理解している。(試合で活躍したかどうかと、この5週間の取り組みの)両方の要素を加味した上で選んでいます。

今回のメンバーには入らなかったWTBハラトア・ヴァイレア
――アメリカツアーはこのスコッドの中から選んでいくのか?
基本的にはこの中から選んでいくが、ツアーは30名なので、選手はベストな状態を見せて、ポジション争いが激化するので、大事な2週間になると思います。
(アメリカのビザ取得は難しい可能性はあるが)現状では、そういう問題は浮上していない。