例年より1か月遅れの開幕となった関東大学ラグビー対抗戦。昨年対抗戦では優勝したものの大学選手権では早稲田大学に敗れ連覇を果たすことのできなかった明治大学は今シーズン1部昇格を果たした立教大学と対戦し73-15、11トライを奪い完勝で開幕戦を終えた。
2020/10/05
文●編集部
田中澄憲監督は試合を終えて「今日は立教大学さんのプレッシャーがすごくよかったので、自分たちの満足できるプレーはできなかった。逆に、いい課題が出たので次の試合にむけて準備をしたい。今シーズンは1試合ごとに課題が出たらそれを修正するのが一番大事。違う課題がまた出るようにしたいです。」と試合を振り返った。また箸本龍雅キャプテンは「ボールをもって前にでるという意識をもってプレーしていましたが、全然、相手のディフェンスに負けて前にでることができなかった。」と自身のプレーを振り返った。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチは、明治大学SO・池戸将太郎(1年・東海大相模)選手が選ばれた。「プレッシャーのかかる場面で判断ミスがあった。強度の高い中でもいい状況判断ができるように練習からしっかり準備したい。」と振り返った。
一方、敗れた立教大学・福田明久監督は「明治は昨年の優勝チームなので、フィジカルの部分で劣勢になりました。それでも結構選手たちは頑張ってくれた。最初のミスやペナルティーで流れを掴むことができなかった。今日の試合は『ヘッドアップとファイト』というテーマを掲げましたが、それを80分間通してできたと思います。初戦を次の早稲田戦、慶應戦につなげたい。今年の目標は『2勝以上』なので、それを達成できるよう、総力戦で挑みたい。」とコメントを残した。北山翔大キャプテンは、「自分たちが通用する部分もありましたが、ブレイクダウンでプレッシャーをかけられて自分たちのやりたいことができなかった。そこから後手後手にまわってしまった。」と試合を振り返った。
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