22年ぶりの日本一・明治大学田中澄憲監督「この結果は昨年の4年生から始まっている」 | Rugby Japan 365

22年ぶりの日本一・明治大学田中澄憲監督「この結果は昨年の4年生から始まっている」

2019/01/12

文●編集部


2018年シーズンの大学日本一を決める大学選手権決勝戦が秩父宮ラグビー場で行われた。2万人を超す大観衆の中で、優勝したのは明治大学だった。22年ぶりに頂点にたった明治大学。指揮官である田中澄憲監督は昨年からチームを指導。昨年には日本一になるためのマインドセットを植え付け、そして今年は「より細かなラグビーの事」を選手たちに指導し、タレント集団を一つのチームにまとめあげ見事に優勝という結果を残した。

22年ぶりの優勝、悲願でしたが達成できました。22年ぶりというのは実感なくて、初優勝という気持ちです。天理は強くてタフで、スクラムも劣勢で、厳しい試合でしたが、選手がそれ以上にタフになって、よく我慢して勝ってくれたなと思います。昨年、ここの決勝戦で敗れて、帝京に勝って優勝することを目標にこの1年やってきました。

決勝の相手は天理でしたが、間違いなく目標するチームがあったので、ここまで成長できたと思います。また大学選手権に入って、立命館、早稲田、東海に厳しいレッスンを受けて、ここまで成長して天理に勝つことができました。ここで終わりではないので、チームとして大事なものが積み上がったと思います。たくさんのお客さんにも感謝したいと思います。

――試合前にどんな言葉を?


対抗戦開幕してから、36名が紫紺を着て戦って、たすきのようにつないで来て、メンバー外のメンバーが勝ち負けではなく、見ていて誇りに思うような試合をしようという話をしました。



――22年ぶりの優勝です。最初に強化したポイントは?


私が4年生の時に、決勝戦で負けてから優勝していないのですが、いい意味で、思いはあまりなかった。むしろ昨年、19年ぶりの決勝進出したことの方がびっくりしました。なんで(日本一になれない)か考えたら、マインドセットだと思います。本気で日本一を目指すチームなのか、本気で目指す努力をしているのか。昨年は、そこをしっかり整備して、たたき込んだ。今年はラグビーの細かいところ、システムや戦術に着手しました。

――キックの蹴り合いに関して


そこは指示をしていなかったので、選手のグラウンドでのプレッシャー、メンタル状況が関わってくるので、少し固くなった部分もあったのかなと思います。キックをキャッチした後、ボールを動かしながら蹴ってもよかったかなと思う場面もあり、ハーフタイムに話そうかと思いましたが、情報量が多くなると思ったので、もっとシンプルなことを言いました。


――SOの交替が早かったのと、最後のスクラムの前にメンバー交替しました。


実は、前半と後半で替える予定でした。忽那(鐘太)はいい流れを作ってくれたので後半10分までプレーさせました。ゲームにアクセントをつけようと思っていたので、松尾(将太郎)への交替は予定通りでした。最後のスクラムについては「次、スクラムになったら3人替るぞ」と話していました。相手も、その前に1,3番替えていたので、準備はしていました。


――80分、ディフェンスが良かった要因は?


ディフェンス面は、対抗戦の早明戦終わってから、どんどん成長してきたと思います。システムもそうですが、我慢できるチームになってきた。これまで明治はアタックが好きな選手が多く、タックルが嫌いな選手が多いですが、勝つためにはディフェンスが大切だという文化というか、選手同士が理解して取り組んだ結果だと思います。


――1点差で負けた昨年のチームと今のチームで変わった点は?


昨年はやっぱり、決勝まで来て満足したチームだったと思います。勝つ、日本一取るぞと言っていても、本気でというか、そこに自信はなかったと思います。実際、明治が120%の力を出して、帝京が100%の力を出し切れてないで、あの点差だったのかなと思います。今年はそれを決勝の舞台で、ああいったゲームができて、本気で日本一を取りに行かないといけないという自信になったと思います。そして、本気になって向かっていった。積み上げていった。ですから、この結果は昨年の4年生から始まったと思っています。

 

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