6月21日、日本ラグビー協会より、24日（日）14時にキックオフされる「リポビタンＤチャレンジ2012　JAPAN　XV（ジャパン・フィフティーン）対フレンチ・バーバリアンズ」の第２試合目のJAPAN　XV登録予定メンバーが発表された。今年の春シーズン、日本代表キャンペーンの最後の試合となる。

20日（水）に行われた第１戦、JAPAN XVは前半からセットプレーで圧力をかけられ、自分たちのミスも多く失点を重ね、後半、盛り返したが21－40で敗戦。２戦目は初戦からスタメンを12人変更した。

メンバー発表会見の冒頭、エディHCは「今のスコッドで一番強いメンバーで臨みます。ただし、今回はセレクションの対象から外した選手が3人いました」と説明。

ＷＴＢ廣瀬俊朗主将、ＦＬ佐々木隆道副将、ＣＴＢ仙波智裕の３人は、疲労が蓄積しており「体調のデータを見ても、初戦から中３日でベストパフォーマンスを要求するのは酷だ」という判断で、この試合ではメンバーから外れた。選手には、試合中もＧＰＳを着用させて、総走行距離、加速状況などを解析して、疲労度をデータ化しているという。

それ以外は、概ね17日のPNC最終戦、サモア戦のメンバー。新たに加わったのは、15日（金）にトンガ代表と対戦した「ジュニア・ジャパン」から評価を上げてきたＬＯマイケル・ブロードハースト、筑波大２年の19歳ＷＴＢ竹中祥の２人。

廣瀬主将にかわってキャプテンに指名されたのはＬＯ大野均。

「キャプテンには経験が必要です。ゴロー（五郎丸歩）は確かにバイス（副将）だったけれど、それは廣瀬がキャプテンにいるのが前提。日本の政治でも、総理大臣が交代するときは副総理が上がりますか？そう決まっているわけではないでしょう？　（大野）キンちゃんは、この日本代表キャンペーンでずっと質の高いプレーをして、存在感を見せている。彼は言葉よりも行動で示してくれる」（エディHC）

「昨夜の試合（フレンチバーバリアンズ　第１戦）のあと、私はプレスのみなさんに、いい話をすることができた。選手たちにも同じことを話しました。何人かの選手は、昨夜から今朝までの間に私のところに来て話をしていきました。

昨夜の前半40分間を除けば、今日の練習も良い内容だった。チームとして、この結果を払拭して、日曜日の力強いメンバーで、良い戦いをしたい。日本ラグビーに誇りを持ち、エネルギッシュなパフォーマンスを見せて、勝ちを掴みたい」

フレンチ・バーバリアンズ戦　第２試合目の試合登録予定メンバー

１　長江有祐（リコー／26歳、７キャップ）
２　木津武士（神戸製鋼／23歳　14キャップ）
３　畠山健介（サントリー／26歳　26キャップ）
４　マイケル・ブロードハースト（リコー／25歳　０キャップ）
５　大野均（東芝／34歳　61キャップ）◎
６　菊谷崇（トヨタ自動車／32歳　51キャップ）
７　望月雄太（東芝／30歳、７キャップ）
８　ヘンドリック･ツイ（パナソニック／24歳　２キャップ）
９　日和佐篤（サントリー／25歳　15キャップ）
10　小野晃征（サントリー／25歳　12キャップ）
11　小野澤宏時（サントリー／34歳　74キャップ）
12　立川理道（クボタ／22歳　７キャップ）
13　ニコラス・ライアン（サントリー／33歳　38キャップ）
14　竹中祥（筑波大２年／19歳　０キャップ）
15　五郎丸歩（ヤマハ発動機／26歳　18キャップ）
※◎はキャプテン


リザーブ
16　有田隆平（コカ・コーラＷ／23歳　７キャップ）
17　山下裕史（神戸製鋼／26歳　13キャップ）
18　真壁伸弥（サントリー／25歳　９キャップ）
19　伊藤鐘史（神戸製鋼／31歳　７キャップ）
20　藤井淳（東芝／29歳　６キャップ）
21　田村優（ＮＥＣ／23歳　３キャップ）
22　長友泰憲（サントリー／27歳　９キャップ）