エディー・ジョーンズHCが率いるイングランド代表が、アウェイの地で世界第2位のアイルランド代表に勝利した。しかも4トライのボーナスポイントを獲得。ワールドカップイヤーの2019年、シックス・ネーションズの1試合目で衝撃が走った。
イングランド代表はこの戦いで、ディフェンスが非常に固かった。ディフェンスで勝利した試合といってもいいでしょう。元オールブラックスのジョン・ミッチェがディフェンスコーチに新たに就任した成果だったと思います。
元々イングランドの代表は前に出るディフェンスを採用していましたが、この試合では相手のダブルラインでしっかりとプレッシャーをかけて、パスをする人だけでなく、レシーバーに対してもプレッシャーをかけ続けていました。
イングランド代表のジョーンズHCは「ディフェンスは良くなっている。アイルランドはチャンスがあれば、それをものにするようなチームだから。我々はアタックをコーチングし始めていて、大会が進むにつれてよくなっていくと考えている」と試合後、振り返りました。
またアイルランド代表のジョー・シュミットHCは「こんなフィジカルでタックルをされる試合はあまりあることではない。非常にジョン・ミッチェルがイングランド代表の選手を上手く指導した。非常に選手たちがよく応えていると思う」と相手のディフェンスコーチを称えていました。
それが出たのが、後半4つ目のトライでした。このトライは、9番が相手のセクストンにプレッシャーをかけて、パスが乱れたところを、ファンが選ぶ「ファンオブザマッチ」に選ばれたCTBヘンリー・スレイドがインターセフトしてそのままトライを決めました。
また、イングランド代表は好機にもしっかりトライを取りました。その前にアタックで3つトライをとっています。
1つ目は前半2分、相手がキックを蹴った後のラインアウトからのアタックで、ボールを継続し続けました。この試合で良かったのは、マコとビリーののヴニポラ兄弟、PRカイル・シンクラー、CTBマヌ・ツイランギと、フィジカルに強い大きな選手がボールキャリーとして前に出たことで、外にスペースが空きました。