先週に続き、NO8エドワード・カークが危険なプレーでレッドカードとなり、1人少ない状況で苦しい展開のサンウルブズ。それでも80分、気持ちを切らさず戦い後半2トライを決め、諦めない姿勢はサンウルブズの真骨頂を見せた試合だった。今シーズンを3勝13敗でシーズンを終えた。
2018/07/11
構成●編集部
DIGEST
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「高いレベルで対抗できる集団になっていった」トニー・ブラウン ヘッドコーチ代行
(エドワード・カークにレッドカードが出たことについては)我々にとって厳しい判断となりました。2週連続でこのような事が起こり、サンウルブズの本来のパフォーマンスが出せなかった事は非常に残念です。
これで今シーズンの試合は終了しますが、何人かの選手は、今年スーパーラグビーを初めて経験しました。流はブリッツと共同でキャプテンを務めていますが、素晴らしい選手です。NO8もLOも務める姫野は、ボールを手に持てば誰にも止められません。チームに勢いをつけてくれる選手です。
彼は大学を卒業してまだ1年ですが、今後スーパーラグビーはもちろんですが、来年のワールドカップでも活躍する選手でしょう。我々はサンウルブズの選手たちを誇りに思っています。
チームはシーズンが深まるにつれて、高いパフォーマンスを発揮できる集団になっていきました。日本人の選手だけでなく、これまでスーパーラグビーレベルで力を発揮できていなかった外国人選手達も、サンウルブズに来て素晴らしいハイパフォーマンスをみせてくれました。
ラグビー自体の質も上がり、そして世界最高のチームに対して高いレベルで対抗できるようになりました。将来的にはこういったチームを倒し、スーパーラグビーのタイトルを獲得できるチームを目指していきたいです。
「この環境にいる自分をとてもラッキーだと思う」HOジャバ・ブレグバゼ
今季最後の試合が終了しました。シーズンが終わり、個人的にも選手として成長したと思います。初めてのサンウルブズ、そして初めてのスーパーラグビーの経験となりましたが、シーズンが始まる前は、これは自分にとってとても大変な挑戦だと思っていました。
しかし、毎日のトレーニング、そして選手やスタッフと過ごす時間を楽しみ、とても幸せな時間を過ごすことができました。今はこの環境にいる自分をとてもラッキーだと思いますし、サンウルブズの一員になったことを誇らしく思います。
「ワールドカップイヤーに向けいい方向に進んでいる」CTB立川理道
リトルとのコンビネーション、彼はすごく頼りになりましたし、攻守ともに引っ張ってくれていました。試合ではもう少しアタックしたかったですが、レッドカードもあり、準備していたプランが実行できず残念です。
スクラムにも入りましたが、また違う役割があり大変でした。しかし、チームとしてはしっかり最後まで戦えたのでよかったと思います。 今季はこれで終わりですが、毎年歴史を塗り替えてきてサンウルブズの文化も出来上がってきました。
来年のワールドカップイヤーは重要なシーズンになると思いますが、それに向けていい方向に進んでいると思います。またトップリーグに帰っても、高いスタンダードでプレーすることを意識し、サンウルブズに戻ってきた時には、今年積み上げてきたものを一から始めるのではなく、しっかり上乗せできるように努力していきたいと思います。