スーパーラグビー「サンウルブズ」は第3戦レベルズ戦を明日に控え、都内で最終調整を行った。練習後、マーク・ハメットヘッドコーチと堀江翔太キャプテンが取材に応じた。
「レベルズは強度の強いチーム。日本のスタイルはクイックな展開。完成度を高めたい」マーク・ハメットHC
――選手は悔しい敗戦でした。修正点は?
ハメットHC 前節、前半は勢いが良かったが、後半は若干、失速してしまったことがあった。一番の課題はボールキャッチするときに、どういうポジショングを取るかです。全員が9番の方に向いてしまった。そうすると内にアタックすることしかできず、外にパスをしたり、裏を通すことができなかったりした。基本的なキャッチのところを修正しました。
――勝つためのポイントは?
ハメットHC どうボールをキャッチするかもポイントの一つですが、あとはセットプレーです。シーズン通して上げていかないといけないですが、非常に上達しています。セットプレーで良いボールが供給できれば良いアタックができます。オーストラリアのチームはコンタクトが激しいので、ボールをキープすることも大事です。そうすればゲームプランは自信を持って臨めると思う。答えは明日出ると思います。
――初勝利に向けて、どんなラグビーをしたいですか?
ハメットHC 初戦、2戦目とプレースタイルは継続できています。日本のスタイルはクイックな展開ですので、完成度を高めた試合を見せたい。ボールを持っていないところでの仕事や細かいテクニックのところができれば、速い展開と継続することができ、コンタクトでクイックボールを出すことができれば、我が求めるプレーができる。
――レベルズの印象は?
ハメットHC 強度の高いチームだと思います。ワイドに展開するのが上手い。ラックの処理も2人で行うので、彼らにとってはリスクもありますが、我々がボールを再獲得するチャンスも出てきます。良い選手も多くて、予想外のプレーもしますが、しっかりと警戒することができればチャンスになります。