トップリーグが終わったのも束の間、2月8日(日)からトップリーグ6チーム、大学4チームの計10チームが参加し第52回日本選手権が始まる(決勝は28日、東京・秩父宮ラグビー場で開催される)。
なかでも神戸製鋼コベルコスティーラーズは、トップリーグのセカンドステージを首位で通過したが、プレーオフトーナメントの準決勝でヤマハ発動機ジュビロに敗戦、「今度こそ」の思いが強いはずだ。
そんな神戸製鋼に、今、一番見てほしいランナーがいる。
それは今シーズンのトップリーグで個人タイトルを3つ獲得したWTB山下楽平である。小学校2年から枚方ラグビースクールで競技を始め、常翔啓光学園2年時に花園で優勝、京都産業大で名を馳せたルーキーだ。
「3つの賞は全部うれしいですが新人賞が一番うれしいですね。一生に一度しかもらえない賞なので。中学と高校の同級生FL金正奎(NTTコム)に自慢します!」
2月1日、都内で行われたトップリーグの年間表彰式でWTB山下楽平が新人賞、最多トライゲッター、ベスト15の「3冠」に輝いた。新人の「3冠」は2006年度のWTB北川智規(パナソニックワイルドナイツ)以来、史上2人目の快挙である。