最高峰の舞台で日本人ダービーが実現・スーパーラグビー最終戦マッチレポート | ラグビージャパン365

最高峰の舞台で日本人ダービーが実現・スーパーラグビー最終戦マッチレポート

2013/07/19

文●斉藤健仁


7月12日(金)の最終節、今シーズン、スーパーラグビーに挑戦した日本人選手が所属するチーム同士の対戦、「日本人ダービー」実現することになった。HO堀江翔太の所属するメルボルン・レベルズ(オーストラリア)が、SH田中史朗がプレーするハイランダーズ(ニュージーランド)をホームに迎えた。前半から終始ハイランダーズがリードする展開となったが、レベルズが後半79分にトライを挙げて38-37で逆転勝利。なお田中は後半53分から出場したがチームを勝利に導くことができず、一方の堀江はメンバー入りするも試合に出場することはかなわず、2人とって悔しい最終戦となった(メルボルン・AAMIパーク、12485人)。

今シーズン、日本ラグビー界に新たな一歩が刻まれた。昨シーズンの夏から秋にかけてSH田中史朗とHO堀江翔太(ともに日本代表&パナソニック)は、パナソニックで一緒にプレーしたトニー・ブラウンが指揮を執るニュージーランド(NZ)のITM杯のオタゴ代表でプレー。そこでの活躍が認められるなどして、2人揃って日本人選手として初めて、NZ、オーストラリア、南アフリカの世界ランキング上位3カ国の合計15クラブで戦われる世界最高峰の「スーパーラグビー」のクラブとの契約を果たした。

2月中旬からスーパーラグビーは開幕し、田中はNZのハイランダーズ、堀江はオーストラリアのレベルズの一員として、世界最高峰の舞台で戦いを続けてきた。そんな中、2人が試合で顔を合わすことになったのは、レベルズのホームで行われた最終節だった。2人が所属するチームは互いに調子の良いシーズンではなく、最終戦を前にしてハイランダーズはNZカンファレンスで5位、レベルズもオーストラリアカンファレンスで4位と、すでにプレーオフへ進出への道は絶たれていた。

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