18日、リーグワン、クボタスピアーズ船橋・東京ベイが練習公開した。開幕節、コベルコ神戸スティーラーズとの痺れるような緊迫感ある戦いを制して白星発進したスピアーズ。左ひざの前十字靭帯断裂という重傷を負ったSH谷口和洋はリザーブで2年半ぶりに復活を果たした。この日も練習後の取材に応じた。
SH谷口和洋
――左膝のケガから復帰し、神戸戦は2シーズンぶりの公式戦でした。楽しかったです!
やっぱグランドでみんなとラグビーできるのがすごく楽しかったです。
――おめでとうという連絡がたくさん来たのでは?
来ましたね! 嬉しかったですね!
――どうしようと悩んだ時期はなかったんですか?
まだまだいける(と思っていました)
――いつくらいから練習に復帰した?
9月ぐらいからチーム練習にちょこちょこ入ってききて、プレシーズンマッチ最後に試合に出て体がラグビーにフィットしてきた感じがして、毎日、毎日少しずつ良くなっていると思います。

谷口和洋
――2023-24シーズンの始まる前にケガをしたんですよね?
23年の11月にケガして、24年の11月にまたケガをしてしまった。(チームを見ていて)23年シーズンはなかなか勝てない時期もありましたけど、そこからまた上がっていった。23年シーズンはケガ人が多くて落ち込んだ時もありましたけど、みんながもう1回、細かい仕事をしっかりやるようになってからはすごく良くなっていたと思います。
――膝のケガの再発防止のためにやっていることは?
膝まわりのトレーニングとジャンプ系(のトレーニングを)をやるようにしています。しっかりやっています。
――谷口選手がケガをしていたときにSH藤原選手が成長しました。どう見ていますか?
(藤原は)やっぱり練習でも頼もしいですね。一緒に練習している限り、今、リーグワンで1番のハーフだと思っています。
――藤原選手に負けないぞ、という気持ちは?
もちろんあります。(天理大の)めっちゃ後輩なので(大学では)被っていないです。また9番を取りたいって気持ちがあります。そこは切磋琢磨じゃないですけど、ハーフ全員で高め合えればいいなと思っています
――9番、21番で役割の違いは?
21番の方がやるべきことが明確で、ワンジョブ、仕事することが大事になってくる。(9番だと試合を)コントロールすることが大きくなる感じですね。
――今シーズン、優勝するために谷口選手はどうチームに貢献したいですか?
(ラグビーを)やっていて楽しいので、グラウンドに立ち続けたいですね。もちろん(9番を)狙って少しずつ頑張っていきたい。
斉藤健仁スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当する。リーグワン、日本代表を中心に取材。 プロフィールページへ |

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