2018年シーズンの大学日本一を決める大学選手権決勝戦が秩父宮ラグビー場で行われた。2万人を超す大観衆の中で、優勝したのは明治大学だった。22年ぶりに頂点にたった明治大学。指揮官である田中澄憲監督は昨年からチームを指導。昨年には日本一になるためのマインドセットを植え付け、そして今年は「より細かなラグビーの事」を選手たちに指導し、タレント集団を一つのチームにまとめあげ見事に優勝という結果を残した。
22年ぶりの優勝、悲願でしたが達成できました。22年ぶりというのは実感なくて、初優勝という気持ちです。天理は強くてタフで、スクラムも劣勢で、厳しい試合でしたが、選手がそれ以上にタフになって、よく我慢して勝ってくれたなと思います。昨年、ここの決勝戦で敗れて、帝京に勝って優勝することを目標にこの1年やってきました。
決勝の相手は天理でしたが、間違いなく目標するチームがあったので、ここまで成長できたと思います。また大学選手権に入って、立命館、早稲田、東海に厳しいレッスンを受けて、ここまで成長して天理に勝つことができました。ここで終わりではないので、チームとして大事なものが積み上がったと思います。たくさんのお客さんにも感謝したいと思います。
――試合前にどんな言葉を?
対抗戦開幕してから、36名が紫紺を着て戦って、たすきのようにつないで来て、メンバー外のメンバーが勝ち負けではなく、見ていて誇りに思うような試合をしようという話をしました。