12月17日(土)、東京・秩父宮ラグビー場では大学選手権の準々決勝、2試合が行われた。1試合目は、先週、3回戦で明治大を倒して勢いに乗る京都産業大(京産大/関西Aリーグ3位)が東海大(関東リーグ戦1位)にチャレンジした。
やはりこの試合、勝敗の鍵を握るのはスクラムと予想されていた。京産大の大西健監督が鍛え上げてきたスクラムが、どこまで東海大に通用するか、そしてスクラムだけでなく、ラインアウトを含めたセットプレーからいいアタックができるかが焦点となった。また京産大のキャプテンFL眞野拓也(4年)と東海大1年のSO眞野泰地の兄弟対決にも注目が集まった。
前半4分、京産大ボールで、この試合のファーストスクラムが組まれる。だが、「うちも1年間、こだわってきた」(木村季由GM兼監督)という東海大のパックが、相手ボールのスクラムを押し込みプレッシャーをかける。京産大はどうにかボールをだすが、東海大のディフェンスの出足もよくターンオーバーに成功。その一連の流れで、東海大はボールを継続して、最後はWTB平尾充識(2年)がトライ、FB野口竜二(3年)がゴールを決めて7−0と先制する。