「愚直に、強く、低く」村田毅・3年間の思いを胸に初キャップへ | ラグビージャパン365

「愚直に、強く、低く」村田毅・3年間の思いを胸に初キャップへ

2015/04/16

文●斉藤健仁


「日本代表を意識せずに過ごした日は一日もなかった。だから嬉しかったです。と同時に身が引き締まる思いが強かった」。そう語るのは 「復帰組」のFL村田毅だ。9月にワールドカップを控えた2015年春、2012年秋の欧州遠征以来の日本代表入りを果たした。


2011年に慶応大からNECグリーンロケッツに入ると、SO/CTB田村優らとともにルーキーながらチームの躍進を支えてトップ4進出に貢献した仕事人。2012年、エディ・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が日本代表の指揮官に就任すると、そのまま代表にも初招集された。 「何で呼ばれたんだろうと思いましたね」と村田は言うが、将来性を買われての選出だった。

 

試合に出られず、でも自分の現在の位置がわかった

ただFL桑水流裕策(コカ・コーラ)、LO伊藤鐘史、FL橋本大輝(ともに神戸製鋼)らが順調にテストマッチに出場していく中、当時のFWメンバーの中で唯一、キャップを獲得することができなかった。高校(慶應志木)から競技を始めた村田は、ラグビーキャリアで初めて試合に出られず、 「少しストレスになっていました。ただ日本代表には僕が(相手として)プレーしていたら嫌だなと思う選手がバックローには揃っていました。だから自分の現在の位置がわかってプラスになりました」と前を向いた。

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