7月7日(木)、フランス代表のファビアン・ガルティエHCとラファエル・イバニェスGMは都内で9日(土)に国立競技場で行われる日本代表とのテストマッチ第2戦に挑む23名のメンバーを発表。初キャップとなる21歳のFBマックス・スプリングの抜擢や日本代表メンバーの感想、試合の展望などを語った。
――若いマックス・スプリングを起用した理由は。
彼は自分でジャージを手に入れた。まずラシン92でシーズンを通して良いパフォーマンスを見せた。そしてイングランド・トゥイッケナムでのバーバリアンズ戦でとても大きな働きをしました。準備期間の最初の週にコロナ感染というハンディキャップを負いましたが、彼のパフォーマンスは、ジャージを着せたいと思わせるものでした。
――彼は日本のバックス相手にハイボールで試されることになるのでしょうか?
そうです。彼は試されるのです。他のWTBやマチュー(・ジャリベール)も、カバーリングで後ろにいることが多いですからね。日本人はディフェンスラインの前でボールを運ぶのがDNAとはいえ、もっとフットワークの良いプレーを展開する。ヨーロッパのラグビーに近いものになると思います。
――メルヴィン・ジャミネが不在の東京・国立競技場で、誰がキッカーになるのか?
キッカーはSHマキシム・リュクが務めることになるでしょう。
――試合に出ずに日本を去る他の選手にチャンスを与えたいと思ったことはありますか?
もちろんです。ローテーションという考えも頭によぎりました。この3、4週間一緒にやってきて、フランス代表のジャージーを着る機会がない選手もいますが、短期・中期のビジョンでやっているので、「また来たい」「自分を信じている」と思ってもらえたらと思います。他の潜在的なプレーヤーにチームを開放したと言えるでしょう。繰り返しになりますが、このツアーはインキュベーターのようなものであり、日本で無駄な時間を過ごした選手はいないと思います。もうすぐフランス代表になる選手もいるでしょう。