7月2、9日に日本代表と戦うフランス代表のオンライン会見が23日行われ、ウィリアム・セルヴァコーチが登場した。元フランス代表HOで、2011年ワールドカップではフランス代表として、2012年はフレンチバーバリアンズのキャプテンとして来日し、日本代表と対戦経験がある。あわせて今回来日したフランス代表41名についても紹介する。
――今回のツアーはノンキャップの選手が多いが
確かに何人かのキープレーヤーはいませんが、キャプテンにはフランス代表のジャージを何度も着ているシャルル・オリヴォンが就任しました。昨年のオーストラリア遠征と同じような部分もあります。経験豊富な選手、若手の選手、所属クラブで成長している選手、そうした選手と私たちが一緒に進化しつづけるチームになる可能性があります。ワールドカップ前の最後のオフシーズンを返上し、秋のテストマッチと合わせて来年のワールドカップに出場するチャンスをみんなが持っています。
――日本がウルグアイに2連勝したことに驚きましたか?2019年W杯以降あまり試合をしていないチームを分析するのは難しいですか?
どうでしょうか。日本はコロナ禍になって以来、あまりテストマッチを行なっていません。ですが、非常に意義のある試合をしてきています。私が間違っていなければ、(昨年の日本代表戦の)スコアはアイルランドに対して少し開いていましたが、オーストラリア、スコットランド戦は違っていたと思います。
私たちは日本代表と対戦するのにとても苦労していますし、実際に数年前の日本は少なくともそうでした。今はかなり違いますね。また違った方法で準備しています。選手たちは全く違っていて、正直、今日の日本代表を見ると恐怖心を煽られますし、このツアーに向けてより良い準備をすることができるので、とても良いことです。彼らの資質に気づき、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズやオーストラリア代表がこのチームに簡単に勝つのは難しいことが分かりました。本当にいい相手だと思うので、できるだけ真摯に向き合いたい。