第1試合は関東王者・國學院栃木(栃木)と石見智翠館(島根)が対戦した。ここまで接戦を制してきた國學院栃木。対する石見智翠館はNO8祝原久温を中心にフィジカルで相手を上回り、ここまで順調に勝ち進んできた。
まず初めにチャンスを迎えたのは國栃。前半6分、敵陣10m付近でペネルティキックを獲得するとショットを選択。SO神尾樹凜が狙うも失敗。それでも、その後8分、アドバンテージをもらいながらSH下井田雄斗が左右にボールを動かし揺さぶると、WTB井戸川ラトレルがゲインすると、内に返し神尾樹凜がトライ。國栃が5-0と先制に成功する。
追いかける石見智翠館は14分、WTB久住誓蓮のゲインで敵陣に入るとフェイズを重ねゴールに迫り、最後はNO8祝原久温のトライで逆転。
前半国栃がボールを持つ時間帯が多かったが、石見智翠館もしぶといディフェンスでスコアをさせない。それでも24分、国栃CTB福田恒秀道が裏のスペースに抜けると、すぐにボールをFL加藤成悟につないでトライ。神尾樹凜のゴールも決まって12-7とリード。
石見智翠館も28分、相手ペナルティで敵陣深くに入ると強いFWでフェイズを重ねて空いた外スペースを攻め込みWTB久富洋希がトライ。12-12と同点で前半を終えた。