4月9日(土)、満開の秩父宮ラグビー場で、スーパーラグビー2017第7節、サンウルブズはブルズ(南フリカ)と戦いで、21−20で今シーズン初勝利を挙げた。
1本目のトライ―SOクリップスの裏へのキックに反応したCTBラファエレ
ディフェンスやキックチェイスが良かった、リザーブの経験ある選手が素晴らしいパフォーマンスを見せた、相手が得意とするモールを自陣ゴール前で組ませなかったなど勝因はいろいろあるが、「アタックはサンウルブズのDNA」と田邊淳コーチが言うように、前後半でキッチリトライを挙げたことも大きかった。
ここでは、そんなサンウルブズの2トライを振り返りたい。
サンウルブズは試合序盤からSH田中史朗ら、SOヘイデン・クリップスのハーフ団を軸にテンポ良い攻撃を仕掛けていた。そして、前半7分、自陣10ラインあたりからSOクリップスは裏へとキック。そのキックに素早く反応したのが、この試合ゲームキャプテンを務めたCTBティモシー・ラファエレだった。
CTBラファエレはボールを持ってゲインし、すぐにLOリアキ・モリらがFWの2に選手がフォロー。SH田中は素早くボールを左に展開し、SOクリップスへ。このときアタックのシェイプは浅めにNo.8ラーボニ・ウォーレン・ボスアヤコ、裏にWTB福岡堅樹、裏にCTBデレック・カーペンターと2つのラインができていた。