スーパーラグビーのレベルを示したワラターズ。日本ラグビーはオフロードパスをもっと研究しなければ | ラグビージャパン365

スーパーラグビーのレベルを示したワラターズ。日本ラグビーはオフロードパスをもっと研究しなければ

2016/07/05

解説●後藤翔太 文●大友信彦


翔太です。
サンウルブズ対ワラターズの試合は衝撃的でした。僕は結果を知ってからビデオで見たので、「ここからどうなって大差がついていくのだろう?」と考えながら映像を追っていたのですが……ワラターズのパフォーマンスに感動してしまいました。

「サンウルブズは勝てなかったのではなく、勝てる力関係ではなかった」

言い切ってしまうと、サンウルブズが崩れて大差がついたというよりも、ワラターズが別次元の強さを見せた結果、大差がついた試合だったと思います。ここまでサンウルブズの試合をずっと見てきましたが、今回の試合で初めて「力の差があったな」と感じました。サンウルブズは勝てなかったのではなく、勝てる力関係ではなかった、その意味を実感できた試合だった。だから試合を見終えたとき、僕の中にはネガティブな評価はまったくなかった。サンウルブズは本当の意味で、いい経験を積んだと思うのです。

 

以下に、その理由を述べたいと思います。

この試合で、ワラターズがあげたトライは前半4、後半5の合計9トライでした。うち5本はトライに至る一連の流れにおいて、「オフロードパス」が重要な位置を占めていました。

そして、オフロードパスが入らなかったトライでも、例えば前半27分のFLデンプシーのトライや後半4分の右WTBロビンソンのトライでは、ワラターズのCTBイズラエル・フォラウが、タックルを浴びそうな、接点の”きわきわ”でクイックタップパスを通してトライにつなげました。

これも、オフロードの定義を「コンタクトエリアでのボールコントロール」に広げれば、広義のオフロードにカウントできます。また、前半最後のFBケラウェイのトライも、2人から完全にタックルを浴びながら体勢を立て直して前進したトライで、やはりコンタクトエリアを支配してあげたものです。コンタクトエリアにかかわらずにあげたのは、後半の最後の得点、スクラムからサイドを突いたWTBナイヤラボロのトライくらいじゃないでしょうか。

コンタクトエリアを支配されるとはどういうことか。

 

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