翔太です。
サクラセブンズは、残念ながらメダル獲得はなりませんでした。プール最終戦は、2敗同士のブラジル戦に10-26で敗れました。ブラジルは、初日に戦ったカナダや英国のように、優勝候補と呼ばれる強豪ではありません。日本にとっては、互角の力関係で戦える相手です。
日本は最初の2試合は無得点で終わったけれど、この試合は前半に桑井亜乃選手、後半に山口真理恵選手がみごとにトライを決めました。どちらも、良い形を作りながらまごついてしまい、余計なフェイズを重ねてしまったきらいはあるけれど、トライを取れた。これはサクラセブンズが3試合を重ねてゲーム勘を高めたこともあるでしょう。そして、相手との力関係。厳しい言い方になりますが、このフェイズの重ね方では、カナダや英国を相手ではトライを取れていなかったと思います。
しかし、日本は勝てなかった。
ブラジルは日本をしっかり研究して、日本の弱みを突いてきたなと感じました。
具体的にそれを感じたのは、後半、10−12からのブラジルのキックオフです。ブラジルは日本のゴール前に深く蹴って、日本ゴール前のラインアウトからゲームをリスタートさせた。日本はそこからのアタックでなかなか自陣を脱出できず、フェイズを重ねている中でペナルティを犯し、速攻に出たブラジルが試合を決定づけるトライをあげました。勝負は事実上、そこで決まった。