トップリーグ初のウエールズ代表、ガレス・デルヴが見せた、13年間のプロ生活で培った「読み」とは | ラグビージャパン365

トップリーグ初のウエールズ代表、ガレス・デルヴが見せた、13年間のプロ生活で培った「読み」とは

2013/09/11

文●大友信彦


9月6日、トップリーグ第2節、NEC対NTTコムの一戦で、トップリーグ11年目で初めてのウェールズ代表選手がデビューを飾った。

ウェールズ代表NO8で11キャップを持つガレス・デルヴである。

「本当? そうか、シェーン・ウイリアムズのチームはディビジョン2なのか」
試合後、報道陣に「トップリーグで初めてのウェールズ代表選手の出場」と知らされると、デルヴはそう言って笑った。

この日の試合は、昨季の8位と9位の戦い。今季から採用された2ステージ制を受け、優勝を争う上位リーグ進出のためには互いに負けられない一戦だった。

前半は10対10の同点。後半、NECがFLニリ・ラトゥとWTBネマニ・ナドロがトライを重ねれば、NTTコムはSO君島良夫のキックからCTBマット・サンダーズがトライを上げるなど、逆転また逆転が続く激戦。NECが26対20と6点リードで終盤を迎えていた。

デルヴは後半13分、ニリにかわって出場。26分には、自陣から田村優が蹴ったショートパントを追い、相手がいったん確保したボールを奪い返し、田村のキックパスからナドロのトライにつないだ。

コムに傾いた流れを引き戻す再逆転トライをセットアップした元ウェールズ代表NO8は、試合の最後に大仕事をしてみせる。

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