2012/08/08 文●永田洋光 はじめに国家ありき では、神戸製鋼が異議を申し立てたヒエラルキーとは何だったのか? それは、大学を頂上に戴き、社会人どころか日本代表までをも傍流に追いやって、その都合に従属させてきた日本ラグビーの構造そのものだった。 日本ラグビー史における最大の悲劇は、本来競技とは切っても切れないクラブ・システムと芝生=草のグラウンドが導入時に切り離されたことにあるが、これがなぜ切り離されたのかという疑問を解く鍵も、この歴史の発端にある。 プレミアムコラム この記事の続きを読む。 購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。 ログイン 購読手続をする メールアドレス パスワード