大人のラグビービッグバン・第5章 外宇宙からの侵略者2 | ラグビージャパン365

大人のラグビービッグバン・第5章 外宇宙からの侵略者2

2012/08/14

文●永田洋光


 

エイリアンALIEN2

この91年の外国籍選手の規制を予感させるような空気は、実は前年末の全国大会の最中からそこはかどなく漂っていた。ウィリアムスがマツダ戦で80メートル独走トライを決めた際に、筆者は「韓国、トンガまではいいけど、あれ(オーストラリア人選手の出場)は反則だよ」という呟きを耳にしている。

声の主が誰だったのか確認しなかったのが返す返すも悔やまれてならないが、どうやらこの国のラグビー関係者の中には、目立つものに対しては反射的に拒絶反応を起こす層が存在するようだ。彼らには、豪州代表の地位を失うリスクを覚悟で来日し、極東のレヴェルの低いラグビーをインターナショナルな大人のラグビーヘと発展させるべく活動しているウィリアムスが、“カネを目当てに来日し、国内のチーム力の均衡を乱す異星人(エイリアン)と映るらしい。

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